NecのValue Starに付いてたパワードスピーカーを鳴らしてみたところ音を大きくするとノイズが混じります。
よくよくスピーカーを見てみると、ウレタンのエッジに亀裂が入っています。
スピーカーを直すことも考えたのですが、小さいので結構面倒です。
ACアダプタは純正のDC9V 500mAのものがちゃんと残っています。
しばらく放置していたのですが、今日の朝見直してアンプだけを再利用する事にしました。
アンプが入ってる方(L)は直にスピーカーに結線されていて、反対側(R)は後ろのジャックから送るようになっています。
このジャックはモノなのですが、よくよく見ると三つ端子があるので、ステレオで出せます。
パターンをカットして、直付けされているLの+側をつないで、ステレオで出せるようにします。
40年前に作ったスピーカーにつないでテストしてみました。70年代のスピーカーはエッジが布だったりするので、まだ使えるものも多いですが、80年代にはいってウレタンが使われるようになり、そのころのものはもうぼろぼろになって使い物になりません。
右左ともちゃんと出力されます。結構大きな音鳴ります。
ステレオミニプラグから左右のスピーカーに接続するケーブルを作りました。
ミュート回路がないので、電源投入じにボツっと音がでます。
このアンプはDIP 16ピンのICでヒートシンクがのってるので型番は確認できませんが、中央の4ピンがGNDのピン配列からTEA2025なような気がします。
TEA2025はセカンドソースもありますが、時期的にSTのオリジナルと思われます。
1/2Wくらいの大きな金属皮膜抵抗が使われていて、結構こった作りに見えます。
TEA2025を使ったキットは1000円もしませんが、あったので使えるようにして見ました。
TEA2025は2000年初頭の製品でこの頃にはD級のチップも出始めていましたが、TEA2025はD級ではありません。
80年代はワンチップのアンプというと東芝(TA7222APなど)が良く使われていましたが、やめちゃってたみたいですね。
SOTECのスピーカにはTDA2822Lが使われていました。これのスピーカーのエッジは紙か布で大丈夫そうです。