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Buffaloの古いルーター

Last updated at Posted at 2020-03-29

HardoffのジャンクによくあるBuffaloのちょっと大きめの古いルータを並べてみました。これらはメモリやFlashが大きくZRouterの格好の餌食です。Ethernetは全て1Gigaです。

WZR-HP-G300NH

image.png

この機種はSOCにAR9132を使ったモデルでEthernet Switchには前期のRTL8366SRを使ったものと後期のRTL8366RBを使ったものがある。AR9131は2ポートethernet ifで両方ともSwitchに接続されています。FlashはCFIです。基板にはSDカードコネクタのパターンがありますが、どこに接続されているのか不明で使えません。おそらくこのモデルがこの筐体で最初だったのではないかと思われます。この筐体はアンテナが直付けで、HardOffのジャンクは、壊れていることが多いです。これより前のモデルはメモリが多くても32Mが一般的でしたが、このモデルは64Mもメモリを積んでいて、Flashも大きくなっています。TP-LinkのTL-WR1043ND v1と似た構成になっているようです。

HarfOffではアンテナ部分が壊れているものが散見されます。これはプラスチックの作り込み寄るところがあり、後々の機種ではコネクタに変更されています。

WZR-HP-G301NH

この機種はSOCにAR9132を使ったモデルでEthernet SwitchにはRTL8366RBを使ったもので300HNの後期と同等のようです。

WZR-HP-AG300H

この機種はSOCにAR7161を使ってEthernet SwitchにはAR8316を使ったものです。AR7161は2ポートEthernet IFで両方ともSwitchに接続されています。FlashはSPIで16Mが2個付いています。ここにあげた4つの機種でこの機種だけ筐体はデザインは似ているのですが違っていてACジャックも違います。NATルーターで使ってスループットも良いので、この並びでは一番オススメです。

WZR-HP-G301NHを同じような形なのですが、作り込みが違います。WZR-HP-G301NHは基板が上向きで空けられるのですが、WZR-HP-AG300Hは下向きになり、取り扱いが面倒です。

ちょっと残念なのはLEDがほとんど、WIFIチップ側についていて制御できない事です。

WZR-HP-G302H

この機種はSOCにAR7242を使ってEthernet SwitchにはAR8316を使ったものです。AtherosのSOCはAR7240から100M Ethernnet switchを内蔵するようになったのですが、AR7242もSwitchが入って2ポートEthernet IFなのですがSwitchに接続されたEthernet IFは使えずAR8316に接続されたIFのみ使用できます。WAN/LANを作るにはSwitchにVLANを設定する必要があります。FlashはSPIです。シリアルポートは無効にされていて、ブラウザから有効にする必要がありました。

WZR-600DHP

WZR-HP-AG300Hと同じハードウエアで、Firmwareが違うもののようです。

AtherosのSOCの型番は1桁目の2/5の頃はmips 4kで、7/9で24kになりました。型番は2桁目がジェネレーション3桁がバージョン4桁がレビジョンのような構成になるように思われます。このためAR9132->AR7161->AR7242の順に開発されたのではないかと思われます。古い時代にはAtherosはSwitchのソリューションを持っていなかったので、他社製品をリファレンスボードなどで使っていましたが、AR7242はSwitchを内蔵していますし、Switch単体のチップも作るようになりました。Atherosのmips 24kはこの後AR933xまで開発され74kでAR934xを開発してQualcommに買収されました。

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