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FreeDOS 1.2をAptivaにインストールしてみた

Last updated at Posted at 2021-07-07

Windows 95用に購入した使わなくなっていたIBM Aptiva(2168-S55)にFreeDOS 1.2をインストールしてみました。チップの印刷から1996年初旬の製造だったと思われます。

IMG_20210711_093542.jpg

Aptivaのタワーは初代モデルは486 DX4だったようだが、こちらのモデルはPentiumで二代目だったようだ。初代はあまり印象がありません。ネットで探してみると初代と、三代目以降はのっぺりしたデザインだが、二代目は曲面を付けたりして凝っています。

FreeDOSは現在も開発が続いていて1.3のリリースに向けて作業中のようです。

この頃のマシンはCD-ROMからのブートはできず、フロッピーかハードディスクでしかブートできないので、ブートフロッピーを用意します。

ブートフロッピーはWindows 7でUSB FDDでRawWrite for Windowsで作成しました。

image.png

LegacyなCDもWindows 10でCD-Rに焼いて用意しました。最初にCD-RWで試したのですがCD-ROMだけの古いドライブではCD-RWは読めないようです。USB FDDは動きがおかしかったのですが、この直後に完全に故障してしまいました。かさかさ音がしていたのですが、分解してみたらヘッドを支えているプラスチップの部品が折れていました。

AptivaのFDDはまったく読めず、手持ちのものと交換しました。CDドライブはかろうじて読めてインストールはできましたが、調子が悪かったのでHardOffで330円で買ってきて取り替えました。

重要:後から気付いたのですがFAT32でfdiskするとインストールしても起動しません。FAT32なんって無かった頃のBIOSだからだと思います。

元から入っていた1.7GのHDDはちゃんと動きましたが、古いものなのでいつ壊れるかわからないので、あまりクリティカルな事はしないつもりです。

IMG_20210707_112402.jpg

KEYB JPで日本語キーボード使えました。

FreeDOSではFDIMPLESというコマンドでパッケージを管理していて、インストールされているパッケージの確認もできます。

20年ぶりくらいに電源入れましたが、内蔵時計は数時間しかずれていませんでした。

このマシンにはMwaveというサウンドとモデムが一緒になったISAカードが入っていました。独自仕様だったのでサポートされる事は無いと思うので、抜いて部品取りにしました。

APMに対応していてshutdownで電源切れます。ワットチェッカーで確認したところ30W以下でした。Pentium以降のCPUは消費電力が極端に大きくなるので、PentiumがFreeDOSにはちょうど良さそうです。

メモリは72Pin SIMMが4スロットあり32Mを4枚入れれば128Mになるようです。下側のスロットは筐体との隙間がほとんど無いので、入れにくいです。こちらのマシンには元からの8Mx2と増設した16Mx2が入って48Mになっています。

大江千里の曲のに「REAL」というのがありましたが、バーチャルよりリアルの方が楽しいですね。

押入れで眠っているPCを出してきてFreeDOSで再利用してみませんか?

1.3-RC4も問題なくインストールできました。

付属のがっしりしたスピーカーもあるのですが、電源アダプタがありません。裏には黒いシールでAC24V/30Wとあります。開けてみるとブリッジとコンデンサーで整流回路があり、TDA2030が2個使われています。(奥のヒートシンクに固定されているので、部品番号は確認できないのですが、形状からおそらくそうだと思われます)スピーカーユニットはがっしりしていますが、アンプの回路の部品はあまり良さそうではありません。アンプ基板を取り出すのも難しそうです。アンプが入ってるほうが右になります。

スピーカーは2wayです。プラスチックのケースは厚そうですがボリューム半分くらいでびびります。あまり大きな音は出せないです。

おそらくスピーカーのエッジはウレタンなどではなく、痛んではいないような気がします。ウレタンで切れたりすると、ノイズになります。

アダプタを片付けていたところ、トランス直結のAC出力のアダプタが見つかりAC 19Vくらい出ていたので、つないでみたところ音がでました。

キーボードも見つかったのですが、一部キーが入力できず分解してみたところさほど汚れてはいなかったのですが、シートのコネクタ部分やシートの中で断線しており、あきらめて捨てました。キーボードはパルス信号を送ってキーをスキャンしていて、経年変化でコネクタの接触部分のパターンがやせて断線したりすることがよくあります。

電源はトルクスで止められてます。開けてみたらほこりだらけになっていました。コンデンサーは膨らんでるものとかはなさそうでした。結構ぎしぎしに汲んであるので、ばらさずに埃を掃除するだけにしておきました。

ボタン電池(2032)はおそらく買ったときから、一度も交換して無いと思うが、外して測ってみたら3Vはあってほとんど消耗していませんでした。

2022年2月20日にリリースされたFreeDOS 1.3もLegacyCDのファイルで問題なくインストールできました。

IMG_20220313_124058.jpg

ゲームなどがエラーで落ちた後リブートすると、ボードエラーになることがある。おそらく中途半端な設定がなにかのチップに残りそれが悪さをするのかもしれない。一度電源を落とすと良い。

テトリス(\games\qtetris)のキーはカーソルキーとDelete,Endです。

最近オークションなどで高値で古いパソコンが取引される事があるようですが、こちらはたまたまあったので使いましたが、何時動かなくなるか分からないものに、高いお金を使うのはお勧めしません。

4GのIDEのハードディスクがあったので、スレーブで増設してDドライブにしました。FAT16だと2Gが最大サイズなので、こちらはFAT32でfdiskしました。

いろいろいじっていたところ、起動しなくなることがありました。基板のコンデンサーで劣化はみれれないのですが、PCIがどうも調子が悪いです。PCIカードを入れると動かなくなることがあります。抜き差ししていると動くことがあるので、動いたらあまりいじらないほうが良さそうです。

いつ動かなくなっても不思議でない最初から入っていた1.7GのIDEのハードディスクはぴんぴんしています。とはいえ、いつかは動かなくなるでしょうが。

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