PC-9801のエミュレータはいくつかありますが、Neko Project IIを使ってみました。
いろいろ派生プロジェクトがあるようですが、こちらが本家のようです。
DISK Imageはもちろんtargから持ってきます。Neko Project IIではVirtual98(v98)というフォーマットを使っているようです。
v98フォーマットは220バイトのヘッダーがあり、その後が実際のデータです。ヘッダーの最初にはVHD1.00という文字が入っていて、セクター数やヘッド数などの情報が入っているようです。
これの空イメージを作るコマンドを作られている方がいました。
githubでv98のシグネチャーのVHD1.00を検索して一番最後にありました。githubの検索は同じものが最初に出てきて、頭が悪いです。
FreeBSDでコンパイルして、これで空イメージを作ります。
% cc -s -Wall -O2 -o makehdi makehdi.c
% ./makehdi -f v98 --size 40m -h 8 -s 25 dos.hdd
scsi_targetにvオプションを追加してv98を使えるようにしました。
% sudo ./scsi_target -v 2:0:0 dos.hdd
これで実機でフロッピーからMS-DOS 5.0Aを起動してformatコマンドで固定ディスクを初期化,領域確保してdos.hddをWindows 7にコピーします。私はRLoginを使っているので、このアプリのSFTPファイル転送機能を使います。
コピーしたファイルをNeko Project IIのHarddiskから読み込みリセットします。
イメージはNDというアプリケーションで開く事ができました。
DiskExplorerという同様なアプリもあったのですが、こちらでは開く事ができませんでした。
FreeBSD上のmtoolsでも開けました。