2年ぶりくらいに秋葉原に行ってみました。改札から表に出るといくつかのビルのシャッターが下りていて、びっくりしました。コロナの影響でしょうか。
いつものように日米商事をのぞいて、ラジオデーパートに寄りました。
まず地下に降り最終処分場に行きましたが、めぼしいものがありませんでした。ずいぶんお世話になった秋葉原エレクトリックパーツなくなっていて、ちょっと暗い気分で上の階に上がりました。
3Fの下のエレベータの前にもジャンクやさんができてて、コンポジットのコネクタが出ているモジュールが300円でありました。USBコネクタもあるのでおそらくMGEGエンコーダーと思われます。
MPEGエンコーダはいくつかいじっていて、NECとかの全く情報がないチップだとお手上げなんですが、おそらく違うだろうと、ゴーストが囁いたので、一つ買うことにしてみました。
まだ4つくらい積んでありました。
帰ってきて、分解してみました。ネジ止めではなくて、上側のブラスチックがサイドのツメで止められてる構造でした。
EZ-USB FX2やSAA7115は想定どうりでしたが見たことのないチップが出てきました。
GO7007というチップでWISchipという会社のチップです。製造は2004年くらいのようです。WISchipはシリコンバレーにあった会社のようです。
GO7007は大き目のUSB 1.0が入ったチップと入ってないGO7007SBというチップがあったようです。入ってないほうはEZ-USB FX2でUSB 2.0なインターフェースをつけていたようです。
電源は9Vで適当なものを見繕ってつないでみたところUSBで認識されました。
VID,PIDがEZ-USB FX2ではないのでEEPROMが付いていると思われます。
ネットで検索するとなんとLinuxのドライバ(wis-go7007-linux-0.9.8)をメーカーが出していたようで、ファームウエアもありました。
WISchipはMicronasに2005年に買収されその後MicronasはTDKと合弁しています。
GO7007は熱暴走するようで、たまたま日米商事でちょうど良いサイズのヒートシンクを購入していました。
MPEGのエンコーダーチップを作って会社はことごとく買収されてなくなっています。呪われたチップなのでしょうか。