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SN11122でUSB DAIを作ってみた

Last updated at Posted at 2019-05-13

ジャンクなヘッドセット(たしか猛牛さんの白いやつ)からはがしたSN11122を使ってI2SのUSB DAIを作ってみました。

このチップは台湾のSonix Technologyという会社の2005年くらいの製品で、サンプリングは48Kが最大で、ビット数は16です。

ヘッドセットではAC97(VT1612A)なチップが接続されてAC-linkとして使われていました。

このチップのデーターシートは手に入らなかったのですが、SN11121とSN11220のデータシートは手に入ったので、参考にしました。

元の回路をマイクロスコープで確認して試行錯誤しました。

写真(2019-05-13 15.32).jpg

ヒートガンで一気に部品をはがしたのですが、部品をはがした方が回路は追いやすいですが、細かく部品の再利用ができなくなります。

ピンのアサインがSN11121やSN11220とも微妙に違っています。

Pin No. Pad Name
8 CODECSEL
9 TAVDD/AVDD
10 USBDP
11 USBDN
12 TAVSS/AVSS
14 RSTN
19 BCLK
20 LRCLK
21 SDATA
22 MCLK
26 LFA
33 XOUSB
34 XIUSB
35 VSS
36 VDD
46 (VDD)
47 LFB
48 (VSS)

とりあえずMacのUSP Proberで認識できるようにして、後は周波数カウンターでI2S信号を確認しました。USP Proberで最初はうんともすんともいわなかったんですが、いろいろいじってたら、ログでエラーメッセージが出たので、ちょっとヒントになりました。

写真(2019-05-14 9.08).jpg

6Mの水晶と裏につけた3.3Vのレギュレータ(APL5508)は再利用品です。Aitendoのこの変換基板(QFN(0.5)48P-DIP48)はわかりやすいのですが、ちょっと大きいです。

EEPROMはつけません。この手のチップはEEPROMをつけないとデフォルトのUSBディスクリプタになります。

CODECSELを1にするとI2Sになります。

LFAとLFBの回路はSN11220のデーターシートを参考にしました。

水晶はXOUSBを直に接続するとちょっと安定しないようだったので330Ωをはさみました。

TDA1543,AK4382A,FN1242,PCM5102でチェックしてすべて問題なく音がでました。

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