1
0

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

More than 1 year has passed since last update.

PlatformIOの問題点(2022/8)

Last updated at Posted at 2022-08-13

使っていくうちにいろいろ問題点が見えてきたので、書いておきます。

1. 古いバージョンでパッケージがインストールできない

Pythonの制約でEl CapitanにはVer 4のPlatformIOが入っているのですが、パッケージのサイトが変更されていて、パッケージのインストールができません。一度ビルドしていればパッケージが入っているので大丈夫ですが、新規のアーキテクチャの開発ができません。

2. frameworkなどがバージョンアップされて再現性がなくなる

開発していたソースをgithubとかにあげて、別の環境でもビルドする場合、フレームワークはその時点で最新がダウンロードされて、ビルドされるので、元とは違うものがビルドされる可能性があります。toolchainも同じことが起こりえます。platformio.iniにバージョンを指定する方法もありますが、デフォルトでは指定されてません。

3. Bearmetalでの開発ができない

toolchainだけを使ってframeworkを使わない開発ができません。フレームワークが巨大化して、小さいflashのターゲットに入らなくなることもあり、bearmetalでの開発ができるといいです。

4. pic32のターゲットが大きなリソースのチップしかない

pic32の開発環境はPenguinoというものがあって、これは秋月で取り扱いのあるPIC32MX220F032などもサーポートしていたのですが、現在のPlatformIOは128K以上のターゲットしかありません。

5. ツールのバージョンがへん

pic32progはオリジナルが2.0.xなのにPlatformIOのパッケージには2.1.xが入ってます。どこから出てきたものでしょうか?

6. upgradeすると動かなくなる環境にもメッセージが表示される。

El Capitanの4を使ってると不定期に下記のメッセージが表示されますがupgradeすると動かなくなります。

********************************************************************************
There is a new version 6.1.4 of PlatformIO available.
Please upgrade it via `platformio upgrade` or `pip install -U platformio` command.
Changes: https://docs.platformio.org/en/latest/history.html
********************************************************************************

7. Pythonをupdateすると消える

Pythonを3.8から3.9に変えたら無くなりました。3.8のディレクトリにインストールされてるからなんですが、どうするのがいいのでしょうか?

8. pic32mxがmicrochipの環境と互換がない

xc32にはplib.hというファイルがあるが、これがない。これはChipKitの問題なのだが、このリポジトリを見るとどうも当初はChipKitはmicrochipのGPLソースからヘッダーやライブラリを作っていたようなのだが、Arduinoに寄せるためこれをやめてしまったように思われる。このためXC32で作ったものの移行が困難。

現状のプロジェクトの方針だと、ホビーユースでは問題ないでしょうが、業務で組み込み開発での利用はかなり厳しい気がします。

1
0
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
1
0

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?