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歴代のスイッチ

Last updated at Posted at 2020-05-13

一般家庭のスイッチの変遷を調べてみました。

日本では松下電工(現在はパナソニック)が大きいシェアーを握っています。日本の灯りは松下がつけてきたと言っても過言ではないかもしれません。松下電工の頃はナショナルがブランド名で「明るいナショナル」のCMが懐かしく思い出されますが、この曲は三木鶏郎さんの作曲でした。

戦後すぐの頃は露出型だったようです。

スクリーンショット 2020-05-14 7.51.20.png

1950年台後半に「ハイ連用器具」(通称:ハイ連)という製品になり埋め込み式になります。

スクリーンショット 2020-05-14 8.16.00.png

四角いものは「ハイ角連用器具」(通称:ハイ角)となっていました。

スクリーンショット 2020-05-14 7.54.56.png

後期の「ハイ角」は金属プレートもありました。

スクリーンショット 2020-05-14 7.56.22.png

1971年に「フルカラー」という製品が発売されます。

スクリーンショット 2020-05-14 7.58.07.png

1980年台はほぼフルカラーが使われていますが、1970年台はまだ「ハイ角」も多かったのではないかと思われます。「ハイ連」「ハイ角」の頃はプレートのあまりバリエーションがありませんでしたが、フルカラーは販売期間も長くいろいろなタイプのプレートがあります。初期のプレートは「ハイ連」のようにネジが露出していましたが、後期のものはパネルが二重構造になり、ネジは中に隠れるようになっています。また上記の写真のように初期のものは角ばっていて、後期のものは丸くなっています。色は初期の標準品はベージュで後期になって白になっています。時代が映し出されているのかもしれません。

スイッチの黒いボッチがONのマークですが、三路回路の場合はONが固定されないのでボッチがありません。

時々フルカラーのパネルをクリーニングのためにばらしたりしているのですが、つめが折れたりする事はほとんどありません。使っていたプラスチックの素材が良かったのか、つめの形が良いのかもしれません。

「ハイ連」や「ハイ角」の頃のプレートには右下に凸のエンボス加工で「NATIONAL」の文字があり、「フルカラー」前半には凹のエンボス加工で「National」と入っていましたが、フルカラーの後半からは文字は入らなくなりました。

写真(2020-05-16 6.14).jpg

写真(2020-05-16 6.13).jpg

2000年台にはいって「コスモ」シリーズが流通するようになりました。

スクリーンショット 2020-05-14 8.02.12.png

2014年には「アドバンス」になりました。

スクリーンショット 2020-05-14 8.02.19.png

2017年には「ハイ連」のような「クラシックシリーズ」を発売したようです。また最近のプレートは「ハイ連」頃のように角が丸く、色も白に戻ってます。時代が一回りしてしまったということでしょうか。

この写真は我が家の一番古いスイッチです。「ハイ連」以前のようですが、まだ現役でちゃんと使えています。

IMGP0001 (1).jpg

我が家はこれ以外は全てフルカラーでしたが、玄関だけコスモの人感センサー付きに替えてあります。

コスモシリーズのほたるスイッチは緑のとき消燈で消えているときにオンなのですが、ちょっと紛らわしい感じがします。

親類が屋内配線業をやっていたので、小さい頃に遊びに行くと時々現場に連れていもらったり倉庫で遊んだりしていたので、結構身近な存在でした。

松下電工はパナソニック電工になり、その後再編でパナソニックの一部門になったようです。

最近の電気製品は中国製がほとんどですが、スイッチは一貫して国内製造のようです。

スイッチの取り換えには電気工事士の資格が必要です。私は第二種電気工事士です。

参考

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