mrubyでスマートメーターを試して以下のような事を考えつきました。
スマートメーターから拾える値にメータの値があります。メータの値は、積算電力量計測値(0xE0)と積算電力量単位(0xE1)によりわかります。
これが毎月入っている検針票の「指示数」になります。
積算電力量計測値が3000(int)で積算電力量単位が0x01あればメータ値は300.0となります。
毎日0時などにcronから起動したスクリプトで取得します。
前日が300.0で当日が310.0だったとします。
全国平均の電気代は1kWhで22円くらいという事なので
(310.0 - 300.0) x 22円 = 220円
となります。
これを毎日メールでお知らせするような仕組みはどうでしょうか?このような情報はなんらかのPUSHな方法で伝えるのが良い気がします。
Subject: 昨日の電気使用量
昨日は10.0kWhの使用で220円でした。一昨日よりも20円増えています。
通知であればインターネットに出さずにM2Mなメソッドでも良いのかもしれません。より正確な電力単価は契約先により変わり、また毎月違ったり計算式が複雑だったりするので電力供給会社にWebAPI提供してもらい解決するのが良いのかもしれません。
毎日の電気代がわかればクーラー使いすぎたなとか、思ったりして節約するようになるのではないでしょうか。
電気の消費は気温による変動が大きいので、前月と比べてもあまり適正ではないと思います。また東京電力の検針票には前年同月比が記載されていますが、前年とも生活形態が変わったりして、これも比較として的確ではない事もあるのではないでしょうか。このように日々の利用状況を知れるのが省エネに効果的なのではないでしょうか。
スマートメーターはソーラーパネルなどを使って売電の契約を行っている場合の数字もとれるようです。
私の自宅のスマートメータは整数5桁の小数点以下1桁なので、当日が前日より小さくなったときは100000から前日分を引いて当日分を足す事になりますが、これ決めうちで大丈夫なのかな?
これを動かすためのラズパイのようなコンピュータは数Wの消費電力なので月の電気料金は50円にもならないでしょう。しかしこれだけのために連続運転するのもなんか無駄な気がして、実際作ってみるかは検討中です。(我が家では無線ルータも使用しないときは電源を落としています)
省エネするためにより多くの電力を使ってしまうと全く意味がありません。
あと、電力自由化で「使えば使うだけお得」みたいな広告をしている会社がありますが、いかながものですかね。
節電に興味がある人と無い人、またある人には経済的な理由による人、環境問題による人の三種類があるのかと思います。無い人への啓発活動、ある人には金銭的メリットや数値で状況を伝えられる仕組みが普及していく必要があると思います。
電力供給側の思惑として、平均使用量とピーク使用量の差が少なくなるような、料金体系を提示しているように思われます。これはピークに対応するためのコストを減らすためだと思います。一般家庭においては契約アンペアを下げられれば、いろいろ複雑な仕組みを考えなくても良いような気がします。
一般家庭でピークを下げるには同時に複数の大量消費をさけるという事があるかと思います。例えば電子レンジや炊飯器を使っているときには、他の機器をできるだけ使わないとか、いつ動かしても良い機器は直列に利用していくとか考えられます。今のところ人間が意識してやっていくしかありませんが、機器同士が連携して勝手にやってくれる仕組みが作れれば良いのかなと思います。
電力供給側としては使用量が減ると売り上げも減り利益も減る訳で、会社としてはあまり節電してほしくないというのが本音かもしれません。しかしピークに関しては低く抑えてコスト削減したいはずなので、ピークを下げることにより全体の使用量も減るという流れが良いのかもしれません。