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UP12調査

Last updated at Posted at 2021-05-19

ハードオフで青いジャンク箱に眠っていた、古いドコモの携帯をUSB接続するケーブル(UP12 USB-PDC Converter)を110円で購入してきました。

FreeBSDにつないでusbconfigで見てみます。

% sudo usbconfig -d 0.4 dump_device_desc 
ugen0.4: <USB-RS232 Interface Converter USB Ver1.1 Device> at usbus0, cfg=0 md=HOST spd=FULL (12Mbps) pwr=ON (100mA)

  bLength = 0x0012 
  bDescriptorType = 0x0001 
  bcdUSB = 0x0110 
  bDeviceClass = 0x0000  <Probed by interface class>
  bDeviceSubClass = 0x0000 
  bDeviceProtocol = 0x0000 
  bMaxPacketSize0 = 0x0010 
  idVendor = 0x0711 
  idProduct = 0x0230 
  bcdDevice = 0x0102 
  iManufacturer = 0x0001  <USB-RS232 Interface Converter>
  iProduct = 0x0002  <retrieving string failed>
  iSerialNumber = 0x0003  <>
  bNumConfigurations = 0x0001 

とりあえずばらしてみました。

中にはPhilips(現NXP)の87C52UBBBとPDIUSBD12というチップが入っています。マーキングから2003年製造のようです。

IMG_20210520_071309.jpg

87C52は8051系のチップでOTP EPROMが内蔵されているようです。PDIUSBD12はUSBドライバーのようです。

未実装のSOP 8ピンのパターンは3線式のEPROMのような気がしたのですが、3,4が同じところにつながれているので、違うようです。

この頃はまだProlificやFTDIのUSBシリアルチップが普及していなくて、またUSBが使えるEZ-USBなどのマイコンなどもあったが、こうやって複数のチップで作りこんであるのは興味深い。またTX,RXしか接続されていないのも時代を感じる。

この製品の開発元はMagic Control Technology Corporation.(MCT)だったようです。

FreeBSDにはumctというドライバーがありますが、cuでループバックを試したのですがうまくいきませんでした。Debianでも認識されたのですが、動きがおかしいです。

アマチュア無線関係でWindowsから使われているページがいくつかありました。

USPPDC.png

Windowsではループバックが正しく動作しました。

コネクタを替えて5V系のTX/RXのみのシリアルとして使えそうです。

なにか利用方法があれば部品取りをしても元がとれると思います。

結局、PC-8001の内蔵シリアルとWindowsの接続用にしてみました。PC-8001の内蔵シリアルはTTLレベルなのですが、反転しているので何かの基板から剥がしたSOP 74HC04を裏に貼り付けてパターンカットして配線してみました。

IMG_20210723_175054.jpg

こちらを参考にしました。

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