ハードオフで青いジャンク箱に眠っていた、古いドコモの携帯をUSB接続するケーブル(UP12 USB-PDC Converter)を110円で購入してきました。
FreeBSDにつないでusbconfigで見てみます。
% sudo usbconfig -d 0.4 dump_device_desc
ugen0.4: <USB-RS232 Interface Converter USB Ver1.1 Device> at usbus0, cfg=0 md=HOST spd=FULL (12Mbps) pwr=ON (100mA)
bLength = 0x0012
bDescriptorType = 0x0001
bcdUSB = 0x0110
bDeviceClass = 0x0000 <Probed by interface class>
bDeviceSubClass = 0x0000
bDeviceProtocol = 0x0000
bMaxPacketSize0 = 0x0010
idVendor = 0x0711
idProduct = 0x0230
bcdDevice = 0x0102
iManufacturer = 0x0001 <USB-RS232 Interface Converter>
iProduct = 0x0002 <retrieving string failed>
iSerialNumber = 0x0003 <>
bNumConfigurations = 0x0001
とりあえずばらしてみました。
中にはPhilips(現NXP)の87C52UBBBとPDIUSBD12というチップが入っています。マーキングから2003年製造のようです。
87C52は8051系のチップでOTP EPROMが内蔵されているようです。PDIUSBD12はUSBドライバーのようです。
未実装のSOP 8ピンのパターンは3線式のEPROMのような気がしたのですが、3,4が同じところにつながれているので、違うようです。
この頃はまだProlificやFTDIのUSBシリアルチップが普及していなくて、またUSBが使えるEZ-USBなどのマイコンなどもあったが、こうやって複数のチップで作りこんであるのは興味深い。またTX,RXしか接続されていないのも時代を感じる。
この製品の開発元はMagic Control Technology Corporation.(MCT)だったようです。
FreeBSDにはumctというドライバーがありますが、cuでループバックを試したのですがうまくいきませんでした。Debianでも認識されたのですが、動きがおかしいです。
アマチュア無線関係でWindowsから使われているページがいくつかありました。
Windowsではループバックが正しく動作しました。
コネクタを替えて5V系のTX/RXのみのシリアルとして使えそうです。
なにか利用方法があれば部品取りをしても元がとれると思います。
結局、PC-8001の内蔵シリアルとWindowsの接続用にしてみました。PC-8001の内蔵シリアルはTTLレベルなのですが、反転しているので何かの基板から剥がしたSOP 74HC04を裏に貼り付けてパターンカットして配線してみました。
こちらを参考にしました。