フレッツ光環境にFreeBSD/i386 12.2Rをインストールして、IPv6を試します。プロバイダーはNIFTYです。
ルーターはIPv6パススルーが設定してあります。IPv6パススルーとはルーター自体はIPv6を話さず、届いたIPv6パケットをそのまま転送する、ブリッジ的な機能になります。
/etc/rc.confに以下を追加して、リブートします。
ifconfig_fxp0_ipv6="inet6 accept_rtadv"
rtsold_enable="YES"
rtsoldが起動しています。
% ps -ax | grep rtsold
683 - ICs 0:00.01 /usr/sbin/rtsold -a
687 - Is 0:00.00 rtsold: rtsold.llflags (rtsold)
689 - Is 0:00.00 rtsold: rtsold.script (rtsold)
690 - Is 0:00.00 rtsold: rtsold.sendmsg (rtsold)
691 - Is 0:00.01 rtsold: system.syslog (rtsold)
1059 0 S+ 0:00.01 grep rtsold
ifconfig fxp0でIPv6のアドレスが設定されているのが確認できます。
DNSサーバーはIPv4はルーター自体がフォワードするようになっていますが、IPv6はプロバイダー側のDNSサーバがプロバイダー側のIPv6ルーターからRAで渡されるようです。
RAで渡させるIPv6のDNSは自動的にresolv.confには入らないようです。
IPv4だけをresolv.confに書いて、IPv4で問い合わせしてもIPv6のアドレスは返ってきます。
% host update.freebsd.org
update.freebsd.org has address 163.237.247.16
update.freebsd.org has address 204.15.11.117
update.freebsd.org has IPv6 address 2620:11c:5001:1118:1337::117
update.freebsd.org has IPv6 address 2001:4978:1000::2319:16
googleのIPv6のパブリックDNSサーバでひいてみます。
% host update.freebsd.org 2001:4860:4860::8888
Using domain server:
Name: 2001:4860:4860::8888
Address: 2001:4860:4860::8888#53
Aliases:
update.freebsd.org has address 204.15.11.117
update.freebsd.org has address 163.237.247.16
update.freebsd.org has IPv6 address 2001:4978:1000::2319:16
update.freebsd.org has IPv6 address 2620:11c:5001:1118:1337::117
ping6コマンドでupdate.freebsd.orgに到達が確認できます。
ip6addrctl showでポリシーテーブルの確認ができます。
IPv4のarpコマンドに相当するコマンドはndpになるようです。
デフォルトではfreebsd-updateはIPv6で行われます。