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NetBSD/arm 10.0

Last updated at Posted at 2024-04-08

2024/3/28にNetBSDの10.0がリリースされました。

自分がいじっているターゲットの状況です。

  • STR91xx(ARMv4 V4 core)

これは@rshさんがポートされたコードで本家にはマージされてないコードで、ときどきブートローダーでカーネルのchecksumのエラーがでるのですが、カーネルのコンフィグレーションをちょっと変えるとエラーが出なくなる事があり、普通に起動して使えます。カーネルはフラッシュ(CFI)に、rootfsはumassに置いています。

  • OPENRDBASE(ARM9E-S V5TE core)

これは、本家のコードでビルドしたカーネルを使っています。クロックが1G以上なので結構早いです。USBにワンセグチューナがたくさんぶら下がったターゲットを使っているのですが、認識されてません。NetBSDのUSBドライバーは特定デバイスと相性が悪いような感じがあります。U-bootがESATAのFATを認識するので、カーネルも、rootfsもumassに置いています。

  • IXP

PCIにぶら下がったUSBが動かないので試してません。

  • M83XXX(ARM11J V6J core)

これも本家にはない、カーネルソースで独自にビルドしたものです。このSOCはHardFloatが無い(non-hf)のですが、そのためかarmv6のユーザランド(base)を使うとおかしなことがおきるのでarmv5のユーザランドをインストールしています。カーネル内のBareSSLのチェックでかなりの頻度でエラーになってpanicしますが、エラーが出なければ問題なくブートします。カーネルはフラッシュ(CFI)に、rootfsはumassに置いています。このモジュールでirssiを動かして、常用しています。

  • BCM5301X(Cortex V7A core)

これは本家にあったコードを直したカーネルコードです。ifのドライバーを書き直してかなりいい感じです。このsocもnon-hfです。ユーザランドはv6をインストールしています。発熱が大きいのと、マルチCPUが使えません。M86XXXはマルチCPUで動いていて、どうもNetBSDのmpのコードはブートのL2の処理に依存しているのではないかとにらんでいます。カーネルはフラッシュ(NAND)に、rootfsはumassに置いています。

  • GENERIC pcDuino(Cortex V7A core)

これは公式のイメージをSDに焼いてブートしてみました。FDT対応のカーネルです。ifが使えません。NetBSDでネットワークが使えないのは致命的です。

  • M86XXX(Cortex V7A core)

これも本家には無いカーネルコードになります。ifがいまいち調子がよくありません。カーネルはフラッシュ(CFI)に、rootfsはumassに置いています。

ブートログはNYC*BUGにあげています。

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