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E資格で出題される応用数学分野まとめ【E資格対策】

Last updated at Posted at 2024-03-06

はじめに

とりあえず、このページでは、E資格よく出る数学について、ざっくばらんに書いていこうと思います。

確率・統計

とりあえず、確率・統計のE資格によく出る項目をまとめた。

ベルヌーイ分布

確率 p で 1 を、確率 q = 1 − p で 0 をとる、離散確率分布のこと。

また、「コインを投げたときに表が出るか裏が出るか」のように、何かを行ったときに起こる結果が2つしかない試行のことを「ベルヌーイ試行」という。

二項分布

ベルヌーイ試行をn回行って、成功する回数が従う確率分布を「二項分布」という。

定義

n回のベルヌーイ試行を行うときにちょうどk回成功する確率、すなわちX-kとなる確率は次の式から計算することができる。

\begin{align}
P(X=k) &= {}_n C_{k} ・p^x (1-p)^{n-k} 
\end{align}

コインを10回投げて表が3回出る確率は、表が出る確率がであることから、次のように計算できる。
image.png
https://bellcurve.jp/statistics/course/6979.html

多項分布

多項分布は、よく、出る目が歪なサイコロを振った時に、各目が何回出るかを表現する確率分布として例えられるらしい。

定義

image.png

ガウス分布(正規分布のこと)

もっとも代表的な分布の一つ。だいたいの事象は、正規分布に従うことが多い。
数式は以下のような感じ。

f(x) = \frac{1}{\sqrt{2\piσ^2}}exp[{-\frac{(x-μ)^2}{2σ^2}}] \\

ベイズの定理

定義
P(B|A)=\frac{P(A|B)P(B)}{P(A)}
解説

これは簡単に導出できる。
AとBの両方が起こる確率は、

P(A,B)=まずBが起こって、その後Aが起こる確率=P(B)P(A|B) ----①

一方、以下のようにも表現できる。

P(A,B)=まずAが起こって、その後Bが起こる確率=P(A)P(B|A) ----②

①、②より、ベイズの定理が導ける。

情報理論

共分散

共分散とは

2組のデータ同士の関係を示す数値のこと。

たとえば、データXとデータYがある場合、
「(データXの偏差)×(データYの偏差)」の平均というのが共分散として定義されているらしい。
式で表すと以下のような感じ。

E[(X−μ_X )(Y−μ_Y )]

2変数の積の平均値から平均値の積を引くことからも算出が可能。
式で表すと以下のような感じ。

E[XY]-μ_Xμ_Y

相互情報量

2つの確率変数の相互依存度を測る指標。
2つの確率変数が独立だったらゼロになるし、がっつり関係してたら1とかになる。

定義
{\begin{eqnarray}

I(X;Y) &=& \sum_{x,y} P(X = x,Y = y)log\frac{P(X = x,Y = y)}{P(X = x)P(Y = y)}

\end{eqnarray}}

KLダイバージェンス

Qだと思ってたらPだった時に得られる情報量(驚き具合)を数式に表したもの。
距離みたいな感じだけど、距離ではない(PとQを入れ替えると数値が変わるので)。
以下の式で定義される。

定義
{\begin{eqnarray}

D_{KL}(P||Q) &=& \sum_{x} P(X = x)log\frac{P(X = x)}{Q(X = x)}

\end{eqnarray}}

JSダイバージェンス

KLダイバージェンスはlogの中の分数の分母が0になっちゃう可能性があるので、それの対策案としてJSダイバージェンスというのがある。

以下の式で定義される。

定義
{\begin{eqnarray}

D_{JS}(P||Q) &=& \frac{1}{2}(D_{KL}(P||R)  + D_{KL}(P||R))

\end{eqnarray}}

ただしRは、R(x) = ( P(x) + Q(x) ) / 2 で定義される確率分布とする。

参考文献

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