いちばん良いサービスを導入したいと思うのは当然だけれども
自動車選ぶ時に、トヨタ、日産、ホンダ、マツダ、三菱、スズキ、スバル、ダイハツ、どれが良いの?と考えるのと一緒。自分が購入するのが、スポーツカーなのか、コンパクトカーなのか、SUVなのか、ミニバンなのか、軽自動車(も更に分類されるますが)なのかによって、どのメーカーが良いのか良し悪しがあります。
利用するサービスによって良し悪しは変わってくる
自動車でいえば、たとえば、ミニバンはトヨタだけれども、スポーツカーなら日産というように用途によって良し悪しかわってきますし、軽自動車がほしいのに、基本軽自動車を販売していないトヨタが良いというのも妙です(最近は、トヨタにもダイハツOEMの軽自動車がラインアップされていますが)。
とはいえ複数サービスの利用が一般的なクラウドの選択は複雑
一般家庭の場合、自動車の選択は単一になるケースが多いですから比較は楽です。クラウドの場合、単一サービスのみを利用するわけではないので、自動車メーカー選択の様に簡単にはいきません。
利用する主サービスを考慮する
こんにちの大手のクラウドベンダーのほとんどサービスは、誤解を恐れずにいえば、大きな違いはありません。そこで考慮すべきには、どのサービスにプライオリティを置くのか?という点です。例えば、仮想マシンが重要ならA社、LLMが重要ならB社の様に考えます。
複数のクラウドを利用する場合の注意点
自動車の場合は、複数のメーカーの自動車を所有しても大きなデメリットはありません。家族用にトヨタのミニバン、街乗り用にスズキの軽自動車、なんて組み合わせもありうるでしょう。しかし、クラウドはそう簡単にはいかないのは容易に想像できること。仮想マシンはA社、LLMはB社のような組み合わせで利用する場合、単一のクラウドベンダーを利用している場合と比較するとデメリットがあります。そのデメリットと組み合わせた時のメリットを考慮して、複数のクラウドベンダーを利用するかどうか判断します。
比較する際にはベンダー全般で比較しない
言い換えれば、ベンダーが提供しているすべてのサービスを比較して良し悪しをつけないこと、利用するサービスで比較するのが重要です。