Visual Basic 6.0ベースのアプリケーションはまだまだ現役
(2024年6月4日現在)最近、VBScriptの廃止スケジュールが公開になったことで、直接的には関係のない、Visual Basic 6.0(以下、VB6)ベースのアプリケーションのEnd of Life(Support)も気にされるケースがあるようです。
OSにVB6ランタイムが含まれている限り、VB6アプリケーションのサポートは続く
シンプルに表現してしまえば、Support Statement for Visual Basic 6.0 on Windows を読みましょう、です。
現在の最新Windowsである、Windows 11、および、Windows Server 2022には、VB6ランタイムが含まれた状態でリリースされおり、VB6アプリケーションの実行環境として、Supportedです。
Windows 11のサポートライフサイクルは、「モダン」に移行していて明確な日付は指定されていませんが、Windows Server 2022には、2031年10月14日まで延長サポートが提供されます。
つまり、VB6アプリケーションは、最短でも、2031年10月14日まではなんらかの手段でサポートできるということです。
"It Just Works" compatibility
とはいえ、このサポート体制、100%動作はうたっていません。あくまで、"It Just Works" compatibility です。とはいえ、しっかり、サポート体制が整っているというのはものすごいです。
なんてったって、Visual Basic 6.0は、1998年リリース。少なくとも30年以上サポートされる言語ランタイムになるということです。
VB6アプリが使えるうちに、次のシステムなんとかしましょう
少なくともあと、6年塩漬けできるから、VB6アプリケーションを使い続けてよいわけではありません。「動く」のと「使い物になる」はことなります。たとえば、VB6アプリケーションでは、フォントサイズ固定なアプリケーションもあります。当時は、1024x768や1366x768な解像度Windowsをりようしており、そのままのフォントサイズだと、高解像度になったWindowsでは、フォントサイズが小さすぎたりするケースもあります。
また、VB6アプリケーションは、当時のママ利用できるだけであり、OSやハードウェア進化を恩恵をまったく受けられません。
開発後20年経ってしまい、ソースコードも存在しないVB6アプリケーションを使い続けているケース、つまり、メンテナンスできないケースもあるでしょう。
まだ、しばらく、VB6アプリケーションが利用できるからという状況にあまえず、早めの移行計画をオススメします。