ポエムです。
従量課金のクラウドは予算化が難しい問題
「使っただけのお支払い」がクラウドのよいところではあるのですが、逆に予算の立てにくさが問題になることがあります。
クラウドでも利用量を固定してしまえば良いのでは?
というのは安易な解決方法。例えば、Xサイズの仮想マシン100台と決めてしまえば、基本的に価格は固定できます(従量課金の通信費等の問題は残りますが)。
ただ、この使い方はクラウドらしくない、というかクラウドのメリットを全く生かしていません。NISTでは「スピーディな拡張性」がクラウドの定義のひとつと定義していますが、使用量を固定してしまっては、スピーディな拡張ができません。
結局予算はどこからかでてくる、トイレットペーパーの予算もね
「予算超えたら怒られる!」と思われるかもしれませんが、企業運営において、予算が確定できないのは、クラウドだけではありません。猛暑続きで消費電力量が予定以上だからといってエアコンが使えなくなるわけでもないし、年間トイレットペーパーの予定巻数を全部消費してしまったからといって、トイレットペーパーが欠品するわけもありません。
クラウドについては、予定より利用量が多いのであれば、事前の見積もり不足か、想定以上にクラウドを利用する事象が多い、つまりは、ビジネスが想定以上にうまくいっている証拠。ビジネスがうまくいっているのであれば、追加資金を投入するのは企業として当たり前の話です。