#前準備
・さくらのレンタルサーバーをレンタルする。
・契約後に届くメールから接続情報を確認する。
　※私の場合は"[さくらのレンタルサーバ] 仮登録完了のお知らせ"というメールに書かれてありました。
・Vimの初歩的な操作の理解（編集、保存、閉じる操作ができる程度）

メール

    《 契約サービスの接続情報 》
     FTPサーバ名   ： hoge.sakura.ne.jp
     FTPアカウント   ： hoge
     FTP初期フォルダ ： www
     サーバパスワード　　： fuga

#本題
ログイン方法はいくつかあるがここでは下記の３つの方法を紹介する。
　・「FTPアカウント名」＋「FTPサーバー名」＋「サーバーパスワード」　を使ってログイン
　・「FTPアカウント名」＋「FTPサーバー名」を使ってログイン
　・「FTPアカウント名」を使ってログイン

###１．「FTPアカウント名」＋「FTPサーバー名」＋「サーバーパスワード」　を使ってログインする
(1)ターミナルで下記コマンドを実行

ローカルマシン

#ssh [FTPアカウント名]@[FTPサーバー名]を実行する
ssh hoge@hoge.sakura.ne.jp

(2)実行するとパスワードの入力を求められるため、サーバパスワードを入力する

ローカルマシン

#passwordを入力を求められる
hoge@hoge.sakura.ne.jp's password:
fuga

Welcome to FreeBSD!と表示されたらログイン成功です。

###2.「FTPアカウント名」＋「FTPサーバー名」を使ってログインする方法
毎回、サーバーパスワードを入力するのは面倒なので入力を不要にします。

(1)SSHキーの公開鍵をコピーする

ローカルマシン

#公開鍵を確認する
cat ~/.ssh/id_rsa.pub
 ssh-rsa AAAB3Nz.............  #表示されたものをコピーする

(2)home/hoge/.sshの中に[authorized_keys]を作る

さくらのレンタルサーバー

#さくらのレンタルサーバーにログインする

#home/hoge/.sshへ移動する
cd .ssh

#.sshの中にauthorized_keysを作成する
vim authorized_keys

(3)authorized_keysの中にSSH鍵の公開鍵を貼り付ける。

(4)authorized_keysのアクセス権限の変更
authorized_keysに不要な権限を付与しているとSSHに失敗するため、権限(パーミッション)の変更を行います。

home/hoge/.ssh

#authorized_keysのアクセス権限を確認する
% ll
total 4
-rw-r--r--  1 hoge  users  580 Oct  9 17:20 authorized_keys

パーミッションの見方についてちょっと説明

[-rw-r--r--]の部分がパーミッションになります。
わかりやすいように4つに分けて説明します。
-/rw-/-r-/-r-
1つ目の区切り：ファイルタイプ（ - : ファイル , d : ディレクトリ）
２つ目の区切り：root(hoge）に与えられた権限
３つ目の区切り：usersに与えられた権限
４つ目の区切り：その他のユーザーに与えられた権限

今回は、authorized_keysの権限を
rootのみ読み書き可能とし、それ以外のユーザーには権限を与えないように設定を変更します。

もっと詳しい説明については「[こちらの記事][chmod]」に書いてあります。
[chmod]:https://qiita.com/shisama/items/5f4c4fa768642aad9e06」

#変更前の権限を確認する
% ll
total 4
-rw-r--r--  1 hoge  users  580 Oct  9 17:20 authorized_keys

#chmod <モード> <対象ファイル名> でパーミッションを変更する
% chmod 600 authorized_keys

#変更後の権限を確認する
% ll
total 4
-rw-------  1 hoge  users  580 Oct  9 17:20 authorized_keys

% exit

(5)ログインできるか確認

ローカルマシン

#ssh [FTPアカウント名]@[FTPサーバー名]を実行する
ssh hoge@hoge.sakura.ne.jp

パスワードの入力を求められることなく、Welcome to FreeBSD!と表示されたらログイン成功です。

###3.[FTPアカウント名]、[FTPサーバー名]を入力せずにログインする方法
毎回[FTPアカウント名]、[FTPサーバー名]を入力するのは面倒なのでさらに簡単にログインできるようにします。

(1)ローカルに[.ssh/config]を作る。

(2)configの中にログイン情報を書き込む

ローカルマシン/.ssh/config

Host piyo   #なんでもいい
HostName hoge.sakura.ne.jp
User hoge
Port 22   #SSH接続のPort番号

(3)ログインできるか確認

ローカルマシン

#ssd piyo(さっきconfigに記載したもの)を実行する
ssh piyo

Welcome to FreeBSD!と表示されたらログイン成功です。