本記事の目的
Raspberry Pi ZeroにてRaspbianを使用する際、
不要なサービスの自動起動を抑止することで、多少なりとCPU時間をアプリケーションにて有効活用することが期待できる。
そこで、Raspbianにデフォルトでインストールされ、かつ自動起動するサービスについて調べる。
基本的な内容としては、各サービスのmanの内容を自分用にまとめているだけである。
各サービスの役割と、自動起動無効化の判断について順次列挙していく。
サービス一覧
fake-hwclock.service
起動無効化:しない。oneshot起動のためしても効果は薄い(起動時間が若干早くなる程度)
OS起動中のみ使用する時刻を保持するサービス。
PC等であれば、RTC等によるハードウェアクロックから時刻を得るが、ラズパイにはRTCは無い。
OS起動完了してネットワーク接続後はNTPで時刻を得るが、OS起動中は取ってこられない。
そこで仮の時刻を設定してくれるのがこのサービス。前回OSシャットダウン時の時刻(ファイルがなければUNIX時刻の起点、1970年1月1日の0時)を設定する。
rpi-eeprom-update.service
起動無効化:しない。oneshot起動のためしても効果は薄い(起動時間が若干早くなる程度)
EEPROMに格納されているファームウェアのアップデートをチェックするサービス(らしい)。