今後の再セットアップやメンテ時に役立つよう、作業記録をマニュアル化したいと思い作成した自分用の備忘録メモ的な記事です。
##Raspberry Pi セットアップマニュアル(備忘録)Part 2
#####〜初期設定の変更、日本語環境のインストール〜
######使用機種・環境(2016年3月現在)
Raspberry Pi 2 B+
OS:Raspbian Jessie(NOOBS 1.8.0にてインストール)
microSDカード:32GB(class10)
USBキーボードとUSBマウス(インストールおよび初回起動時に必要)
USBメモリ(16GB) (外付けhdd的用途で使用予定)
micro USBケーブルとUSB電源アダプタ
※電源アダプタはスマホ充電用のものとかでOK。あるいはPCのUSB端子でもいける。
母艦PC/Mac mini (Late2012)
OS:OS X El Capitan 10.11.3
前回 Part 1 ではインストールから初回起動まででした。
今回はそのまま引き続き初期設定を行います。
###初期設定の変更
メニューバー左端の Menu > Preference > Raspberry Pi Configuration を立ち上げる。
ウィンドウ内の各タブの項目を下記のように設定変更する。
System
Password: ユーザーパスワードを変更する
Boot: To CLI にする(後々マウスもキーボードも外して母艦PCから操作するためデスクトップを立ち上げる必要ないため)
Auto login: Login as user 'pi' のチェックマークを外して無効にする
Interfaces
SSH: と Serial: が最初から Enable になっているはず。SSH は必須になるのでもし Diable だったら Enable に変更。その他の設定は必要に応じて任意で。
Performance
Overclock: High(1000MHz) に変更した。後々拡張するため。
Localisation
Locale: ja(Japanese) / JP(Japan) / UTF-8
Timezone: Japan (Asia / Tokyo が設定される)
Keybord: Japan / Japan
WiFi Country: (WiFi機器を接続する時でいいので、今は何もしない)
その他、ここで設定しなかった項目はいつでも後で必要に応じて任意で設定。
最後に右下の OK を押すと 再起動を促されるので Yes
###CLIからデスクトップ起動
raspberrypi login: pi
Password:
pi@raspberrypi:~$ startx
デスクトップが立ち上がるが、日本語環境が完全でないため文字化けする。
ゴミ箱アイコンの表示はトウフ3文字で、メニュー項目を見ても全てトウフ文字になっている。
###日本語環境のインストール
LXTerminal を立ち上げる。
まず、念のために update と upgrade を実行 (※とても時間がかかる場合あり)
pi@raspberrypi:~$ sudo apt-get update
pi@raspberrypi:~$ sudo apt-get upgrade
日本語フォントと日本語環境 ibus-anthy をインストール。
pi@raspberrypi:~$ sudo apt-get install ttf-kochi-gothic xfonts-intl-japanese xfonts-intl-japanese-big xfonts-kaname
pi@raspberrypi:~$ sudo apt-get install ibus-anthy
再起動
pi@raspberrypi:~$ sudo reboot
再度デスクトップに入る
raspberrypi login: pi
Password:
pi@raspberrypi:~$ startx
ゴミ箱アイコンの下がちゃんと「ゴミ箱」と表示されればOK。
これで初期設定の変更、日本語環境も整いました。
次回Part3で、母艦MacからSSH接続でコントロールするための設定をします。