1. 背景
「歩きスマホ」をよく見かけるのでそれに関するアプリを作ろうと思い調査しました。
2. 大手キャリアのアプリ
スマホには慣性センサ(加速度センサ)やジャイロセンサ(角速度センサ)が搭載されていて、大手キャリアの歩きスマホ防止機能はこれを利用しているとのことでした。
https://mugen-wifi.com/media/shibaura-it-u/
キャリアのアプリはスマホを手に持ってほんの少し歩くだけでも、歩行に伴う振動を検知して警告を出すなど、かなり神経質だそうです。
kddi
「歩きスマホ注意アプリ」(Android)
特徴
・スマートフォンの画面を見ながら歩くと、歩行中であることを検知し、立ち止まるまで警告画面を表示し続ける
・人の歩行中の動作だけを感知し、車や電車での移動中や端末自体の揺れだけでは警告画面は表示されない
・歩行中は警告画面が表示し続けられるが、警告画面は半透明で画面操作もできる
2021年2月28日に終了とのことです
詳細はこちら
docomo
「歩きスマホ防止機能」(Android)
特徴
- スマートフォンを見ながら歩くと、歩行中であることを検知し警告画面を表示する
- 警告画面が表示されている間は、スマートフォンを操作することができなくなる
現在も使用可能だそうです
「あんしんフィルター for docomo」内の機能だそうです。
詳細はこちら
softbank
STOP歩きスマホ(Android)
特徴
- 歩きながらのスマートフォン操作を検知すると、画面に注意メッセージを表示して危険をお知らせをする
https://www.softbank.jp/mobile/service/stop-arukisumaho/
ヘッダーに表示されるのみで操作は普段通り可能とのことです。
2020年9月30日を持って終了とのことです。
3. Googleの機能(Pixel)
特徴
- 移動中にスマホを使用していることが検知された場合、画面に“前方注意”のポップを表示する
- あくまで“前方注意”をアナウンスするだけ
こちらが2023年のものだったので、サービスはまだあると思われます。
4. 「歩きスマホは危険じゃない」(iPhone)
特徴
- カメラ機能を利用して、背景を透明にする
掲載されていたものは終了していますが、探したらありそうです。
5. 「透明スクリーン」(Android)
特徴
- カメラ機能を利用して、背景を透明にする
掲載されていたものは終了していますが、探したらありそうです。
6. Assistant SZ(Androidアプリ)
海外では歩きスマホをしながらウロウロする人を揶揄して「スマートフォンゾンビ(Smartphone Zombie)」と呼びます。SZはそれからきているそうです。
人身事故などに直結する重大な危険を、的確に警告してくれるアプリです。
危険な対象
- 横断歩道や段差、線路など
- 縁石や側壁といった水平の障害物、街灯をはじめとする垂直の障害物
英語、Android版のみ
サービスページにアクセスできないです
7. 「スマモリ」(Android,iPhone)
特徴
- 歩きながらスマートフォンを操作した場合に警告ウィンドウが表示されてブロックされる
- iOS版の歩きスマホブロックは、歩行中に「スマモリ」を使用した場合のみ
現在もサービスを継続されてると思われます。
最近の料金プラン変更の内容
8. Look Up
特徴
- GPS機能とWi-Fiを使ってアプリがユーザーの現在地を特定
- ニューヨーク市の交通事故抑止プログラム「Vision Zero」で提供されているオープンデータを活用して、交通事故の発生頻度によって市内のすべての交差点を評価
- ユーザーが交差点付近に近づくと、スマートフォンの画面に突如カラフルな目玉のアニメーションが表示され、バイブレーターが振動。利用者の視線を携帯の画面から周りの景色に誘導
Android、およびニューヨーク市内のみでしか利用できないです。
現在は使用できるか確認できていません
こちらにソースが公開されています
9. NTTドコモのアプリ「my daiz」
さまざまな問いかけに対話で応えてくれるので、画面を見なくて良いとのことです。
サービスとしては今も動いてるとのことでした
10. おまけ 街が行った歩きスマホの対応について
床信号
道路標識
歩きスマホ専用レーン
11. 最後に
- 歩きスマホ対策のアプローチは様々ということがわかりました
- 次回は大学の研究を調べていきます!