1. 背景
こちらの本を読んだ際に interopプロジェクト を知った為です。
can i useとの関係性にも触れたいと思います。
2. interopプロジェクトとは
ウェブの相互運用性を向上させるためのクロスブラウザの取り組みです。
2021年から毎年行われています。
2.1. Scoreの見方
Active Focus Areas
一連の自動テストをし、Focus Areaにおけるウェブ標準への適合性を評価します。
「Active Focus Areas」のスコアは、テストの合格率に基づいて算出されます。
これらのテストの結果は、特定のテストのリストにリンクされた表に記載されています。
「Interop」の列は、すべてのブラウザで合格したテストの割合を表し、総合的な相互運用性を評価します。
Active Investigations
Investigation プロジェクトは、Interop チームによって選ばれたグループプロジェクトです。
特に厄介な問題について、ウェブ標準やウェブプラットフォームテストのコミュニティを前進させる作業を行います。
「Active Investigations」のパーセンテージは、プロジェクトの目標に対する進捗を表しています。
プロジェクトのタイトルは、作業が行われている Git リポジトリにリンクしています。詳細は課題をお読みください。
Dashboard
こちらはActive Focus Areas、INVESTIGATIONSともにtotalスコアは表示しています。
Stableは安定版のブラウザ
Experimentalは試験運用版のブラウザです。
3. can i use との関連
後続の3.1で説明しますが、interopプロジェクトとBCDプロジェクトは直接的な関係性はないことがわかりました。
3.1. can i use とは
can i useはHTML,CSS,JavaScriptなどの機能についてどのブラウザ、バージョンでサポートされているかを確認できるサイトです。
can i useは「browser-compat-data」プロジェクトのデータを使用しています。
テストはBrowserStackで行われています。
browser-compat-data (BCD) プロジェクト
ウェブAPI、JavaScript機能、CSSプロパティなど、ウェブ技術のための機械可読ブラウザ(およびJavaScriptランタイム)互換性データを含んでいます。
ウェブ開発者がクロスブラウザ互換のウェブサイトを簡単に書けるように、ウェブ技術の正確な互換性データを文書化することを目指しています。
BCDは、MDN Web Docs、CanIUse、Visual Studio Code、WebStormなどのWebアプリケーションやソフトウェアで使用されています。
3.2. can i use とinteropプロジェクトサイトの使い分け(個人的見解)
以下で考えていますが、違いましたらご指摘お待ちしております。
-
interop
今年、どの機能がクロスブラウザの相互互換に向けて重点的に取り組みがされるのかの動向のチェック -
can i use
ある機能についてのクロスブラウザの相互互換性、特定のブラウザ、バージョンの対応状況のチェック
4. その他
MDNでも最新のブラウザバージョンでのサポート状況を確認できます。
表示されている表からはIEの対応状況は分かりません。
3.1でも述べましたが、BCDプロジェクトのデータが使われているそうです。
詳細はこちら
5. 参考
6. 最後に
- interopプロジェクト、BCDプロジェクトと複数プロジェクトがあり困惑しましたが、web標準に向けた取り組みをしている点では共通していると思いました