誰もが一度はやったことがあるreCAPTCHAの操作
フォームを入力する際によく出てくる「私はロボットではありません」という文言とともに画像パネルを選択するあのクソゲー操作。
参照元:https://dev.classmethod.jp/articles/intro-google-recaptcha/
これは「reCAPTCHA」といって、ロボットと人間を区別し、スパムなどのサイバー攻撃を防ぐGoogleのサービスです。
簡単に導入できるので、スパム攻撃を防ぐ手段として、多くのWebページで使われています。
確かにセキュリティー対策は大事ですが、ユーザーからしたら信号機だの車だの映っているパネルをポチポチ選択するのは煩わしいと感じてしまうのも事実。
このわずらわしさは場合によってはユーザー離脱の原因にもなりかねません。
しかし、実はこの操作を完全に廃止することができるのをご存じですか?
煩わしいユーザーアクションが不要なreCAPTCHA v3
2009年からGoogleが提供しているreCAPTCHAですが、今は主にv2とv3の2種類が提供されています。
従来のreCAPTCHA v2では、画像パネル選択などのユーザーアクションが必要でしたが、2018年10月から提供されているreCAPTCHA v3では、ユーザーアクションが不要となりました。
v3は、高度な機械学習技術を用いて、ユーザーの行動を分析し、自動的にスパムかどうかを判断しています。
そのため、ユーザーは画像パネル選択などの操作をする必要がなく、ストレスを感じることなくスパム対策の恩恵を受けることができます。
reCAPTCHA v2からv3への移行方法
reCAPTCHA v2からv3への移行は、以下の手順で行います。
- Google reCAPTCHA管理コンソールからサイトキーとシークレットキーを取得
- ソースコード内のreCAPTCHA v2 スクリプトを削除
- reCAPTCHA v3のスクリプトを埋め込む
まとめ
もちろんreCAPTCHA v3はv2同様、無料で導入できます。
セキュリティレベルを下げることなくユーザー離脱の原因となる画像ポチポチを省略することができます。
ユーザー離脱を防ぎ、利便性を向上させたいWebサイト運営者は、ぜひreCAPTCHA v3を導入することを検討してみてはいかがでしょう。