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"テックキャンプ" 実際どうなの? 完全未経験カーディーラー営業から転職活動してみた感想

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はじめに

2021年2月いっぱいで前職のカーディーラー営業職での仕事を終え、3月上旬からプログラミングスクール「テックキャンプ転職」の70日間短期集中コースを受講しました。受講期間を終えた後に5月中旬から、転職活動を開始しました。

今回の記事では、技術的なことに関することはあまり触れず、完全未経験からの転職や、テックキャンプについての考え方や感じ方についてをメイン内容にしています。
あくまでも、私個人の経験談によるものになります。テックキャンプ受講生には私以外にも様々な方が感想を投稿しており、私も拝見させていただいてます。それらと比べると、私自身の体験は、「受講して、バリバリ力がついて、就活もスムーズに進んで内定ゲット!」という良い例には感じないかもしれません。自分の甘さに気づいてスイッチを入れ直した比較的リアルな体験談をまとめています。これから未経験エンジニア転職を目指している方、プログラミングスクール受講を検討されている方、実際転職ってどうなの?テックキャンプってどうなの?と感じている方に少しでも参考していただければと思います。

自身の実態

・地方の国立大学工学部出身。 ・プログラミングは必須講義で7コマ分くらいC言語を扱いましたが、仲間を頼りっぱなしでほぼ理解せず。全く身になりませんでした。 ・留年は免れましたが、サークル、バイト、遊びばかりで超絶ギリギリでした💦 ・インターン参加は皆無。4年生時の就活解禁で、慌てて就活開始。軸は営業職に絞ってました。 ・一応国立大学だし大丈夫とか思いながらも、想像以上に選考見送りになることに焦ってました。決まるのは少し遅い方でした。 ・某自動車メーカーに営業職として就職。 ・ディーラー店舗にて営業スタッフとして、3年間勤務。 ・2021年2月いっぱいで業務を終え、数日後から「テックキャンプ転職」70日間短期集中コースを受講

テックキャンプ受講前のプログラミング学習状況と活動

2020年1月~2月

営業、コンサル系での転職を考え活動。この時は友人経由でエージェントの方を紹介してもらい、サポートしていただきました。しかし、活動をする中で、本当にこのまま営業職続けたいのかということに疑問を持ち、一度考え直してみることに。 ちなみにこの時、募集の中でテックキャンプ運営会社である「株式会社div」があり、テックキャンプと、エンジニア職の存在を知りました。そして、divのアドバイザー職を受け、無事一次選考でお見送りになりましたw

2020年3月~

なんとなくの憧れからMacBook Proをフルローンで購入。当時、学生時代からやっていたギターを趣味で続け、パソコン使って録音したり、自己満で編曲とか勉強してみたいとか思っていたので、無駄にスペックカスタムしました。今も、ローンは毎月私の生活を苦しめていますw

2020年11月~2月

プログラミングに興味を持ち、まずは触れて見ることから開始。具体的には以下 ・Progate(HTML,CSS,PHP,Ruby,Ruby on Rails)※いずれも有料プラン含め全て1周だけ実施。 正直、Ruby、Railsなんて、途中でマジ訳わからん状態...とりあえず、一周見た!って感じでした。 ・ドットインストール(HTML,CSS)※いずれも有料プラン含めて一周だけ実施。 PHPに挑戦するもDocker導入して、localhost使って表示っていう段階で、環境導入できず挫折。

学習途中から~

全然理解できていないながらも、パソコンでできる可能性の大きさと、自身の裁量で作り上げることのへの面白さを感じ、エンジニア転職を目指すことを決意❗️

2020年1月~2月

未経験エンジニアとして、転職活動実施。友人経由で転職エージェントをしている方を紹介してもらい、未経験可の募集に5社くらい応募。全て書類選考通らず...。(この時、ポートフォリオは無し。オリジナルでゼロから、Webページやアプリを作ったことはありませんでした。) 当時はエージェントの方から、未経験だとほぼSESの募集しかない。そもそもコロナの影響で、募集自体が激減しているとのことでした。 この時点で、未経験でもポートフォリオも作れないガチ未経験じゃダメだと感じました。また、いち早く、ガッツリと、そしてしっかりと学びたいと思い、プログラミングスクール受講を決意しました。

なぜテックキャンプを選んだのか

やるからには、とにかくガッツリ学べるボリュームと環境があるものを選びたかったからです。もちろんテックキャンプ以外のスクールも併せて検討しました。比較していった時に、テックキャンプは圧倒的に学習量が多い、しかも拘束期間、時間も長い!(金額も高い...)私が受講した短期集中コースでは70日600時間、最低でも週55時間以上の学習時間を確保するようにとのこと。スパルタだな〜...だがそれが良いと思いました(笑)

テックキャンプでの学習

結論と感想

まず一言。個人的には最高の学習期間だったと思っています。ゼロからプログラミングを学び、未経験エンジニアとしてのスタートラインに立つためには最適で、効率的な環境だったと思います。最高の仲間にも出会えました。以下に、学習していて感じたことを順に書いていきます。

学習初期(基礎~応用カリキュラム)
取り入れる知識が多過ぎて理解が追いつかん...という感じで大変でした。進捗スピードの目安よりは、数日早いペースでカリキュラムを進めることができていたのですが、おそらく理解度でいうと50%くらいかなという感じでした。しかし、後々理解は追いついてくるから30~50%の理解度でも、どんどん先に進めることをライフコーチからも推奨されていたので、不安を持ちつつ、苦しみつつも進めていきました。そしてまだこの頃は、同期のメンバーもお互い様子見といった感じでした。

学習中期(発展カリキュラム)
一度絶望するタイミングを迎えます。実装課題が出され、これまでのカリキュラム内容をもとに実装していくのですが、こんなにも何も理解できていないのか...絶対に学習したはずの内容が、あ〜なんとなくこんなの見たな〜くらいにしか覚えていない、もはや見たことすら覚えてない💦自分のできなさにショックを受けたことを覚えています。やっぱり何も理解できていなかったんだ...めちゃめちゃ悔しかったです。何度も何度もカリキュラムも戻って、見直した先でさらにわからないことが出てきて、また戻って調べて。その繰り返しでした。同期の中には、あまりにも理解が追いついていないから、過去のカリキュラムをもう一周していた人もいました。
何度も見返しながらも、立ち止まりながらもなんとか進めていると、なんとなく全体像が見えてくるようになりました。全体の繋がりがわかってくる、それと同時にエラーにも立ち向かえるようになってくる。ちっちゃな点と点の理解だったものが、線になって繋がっていくような感覚でした。この時期から、プログラミングの面白さをより強く感じるようになりました。
この頃から、合間の時間にここが難しいですよね〜ここってこんな理解であってます?どう解決しました?というような同期の中での助け合いも一気に増えて、より仲が深まっていきました。

学習後期(最終課題~オリジナルアプリ)
学習中期での理解が、より深まっていく感覚がありました。発展カリキュラムの実装課題から、メンターへの課題に対する直接的な質問ができなくなります(ヒントや、環境エラーよる質問は対応してくれます)。ここでも、新たな技術は出て来ますし、これまで習った技術の組み合わせになります。もちろん難しさは感じていましたが、カリキュラムだけでなく、自分自身で考え、調べ、形にしていくことの楽しさの方が大きくなっていました。
また、同期メンバー内で、相談し合って解決していくこともさらに増えました。同じ実装課題であっても、コードの書き方は各々違いがあり、他人のコードを読んで理解することで、さらに力もついたと思います。一つのエラーを解決できたと思ったらまたエラー...ということが続き、6時間以上もZOOM繋げっぱなしで深夜まで、仲間のエラー解決に協力したことも、楽しかった思い出になっています。

LC(ライフコーチ)について

とても頼りになる方でした。学習が進んでいっても、定期的にチームのZOOMに参加して、お互いの人生観や考え方を共有し合うような場を設けてくれたり、学習するに当たって適したマインドコントロールの仕方や有効な進め方を、過去の受講生からの声、外部の記事やYoutubeの情報も交えつつ展開してくれました。何か心配なことや相談事があれば、時間を作って個別で対応もしてくれていました。

メンターについて

皆さんとても素晴らしい方々でした...!私自身、メンターの方の方への質問は少ない方だったと思いますし、わからないから聞くというよりも、「こういう解釈であってますか?」というように、確認するために利用することがほとんどでした。しかし、利用するたびに、「こういう解釈の仕方もありますよ。そこまで理解できているなら、こういう方法もありますよ!」というように、カリキュラムプラスアルファのことを教えてもらえたり、より理解が深まることが多かったです。メンターさんへの連絡の度にモチベーション爆上がりでした。

テックキャンプのメンターはレベルが低い、実務経験が無いから使えないといったような評判を目にしますが、私自身全くそのようなことは感じませんでした。もし本当にそのように感じるのであれば、その方はテックキャンプでのカリキュラムでは物足りないくらい、既に力がついている方なのでは無いでしょうか?「未経験からエンジニア就職に挑戦できるスタートラインに立つ」ことを目標にしているレベルの方々であれば、メンターのレベルが低いということは感じないと思います。時には、複雑なエラーが出て質問して、瞬時に解決できないということはあるようですが、一緒に解決まで付き添ってくれますし、一人のメンターで解決できなければ、他のメンターも加わって解決していくようです。解決できないから、ほったらかし...なんて話は聞きませんでいた。

また、最終課題でコードレビューを依頼した時に、担当するメンターによって指摘が異なるという文句について、なのですが...。「いや、人が違うんだから当たり前じゃね?」と思います。メンターの方々もそれぞれ、コードの書き方は少しずつ違いますし、人の目で確認していることなのですから。どうしても納得いかない、このレビューは不適切だと感じることがあれば、コメント付きでコードレビュー依頼したり、個別で質問したりすれば対応してくれます。それぞれのメンターの方のコードの書き方や考え方を知れる良い機会だと思えば、マイナスにはならないのではないでしょうか。

質問し放題の環境がウリなのに、最後は原則質問禁止って...。最終課題については、本当に必要な場合はヒントがもらえたり、相談に乗ったりするくらいは、対応してくれます。そもそも最終課題くらいのレベルまでくれば、自己解決能力や検索力は必須の力だと思います。オリジナルアプリについては、もうほぼ学習を終えている段階ですから、とにかく自己解決していくしかないです。どうしてもわからなかったり、行き詰まったりしたら、一旦諦めて他の機能実装に着手したり、代替案を考えてみることも必要だと思います。あと、私は利用しませんでしたが、teratail等、一般公開されている質問サービスを使ってみるのも手段の一つだと思います。

学習期間終了後の就職活動

キャリアアドバイザー(CA)について

私の担当の方は、とても頼れる方でした。まず初めに、履歴書、職務経歴書、wantedlyの自己紹介文の添削から始まりました。正直、当初はそこまで丁寧でなくても良いんじゃない?と感じるくらいにしっかりと添削していただき、何度も修正を加えていきました。 そして次に、面接対策を行いました。頻出質問事項について、自分の回答を準備していく作業です。これに関しても、さらに深掘るとどう?こんな追加質問がきたらどう答える?明確な数字を入れた方が良いなど、かなり細かい部分まで、添削していただきました。 その後実際に応募、選考が始まってからも、1週間に1度は面談の時間を設け、状況や今後の対策について直接相談する機会がありました。面接を受けてみて答えづらかったことや、選考において不安なこと、なんでも共有できました。それぞれの企業に合わせた志望動機の添削もその都度していただきました。とても感謝しています。

就職活動について

まず初めに、約1ヶ月半に及ぶ就職活動の結果を提示させていただきます。
結果 会社数
応募 45社
選考中 1社
最終選考中 3社
お見送り 21社
連絡なし 6社
選考辞退 11社
内定 3社

私がTwitterでフォローさせていただいているテックキャンプ受講生と比較すると、かなりガッツリ就活した方ではないかと思います。正直自分自身でも、ここまでガッツリしなくても決まるだろうと思っていました。
応募自体は、テックキャンプ経由のもののほか、主にwantedly、Greenで少しという感じでしていました。就活を開始した当初は、自己応募する際に「実務未経験OK」を検索キーワードにして、SES、受託、自社開発問わず応募しまくりました。しかしそんな時に、ちょっとした気にかかる出来事が発生しました。その他、就活をしている中で感じたことがいくつかあったので、下記にまとめます。

最終選考直前で、そのSES企業がブラックだとTwitterで話題になっていた...

SESがはブラック企業が多いという話題はもちろん知っていましたが、いまどきそんなブラックなんてことは滅多にないだろうと思っていたので、偏見無くSES企業にも応募していて、とても魅力に感じていたSES企業の一つが最終選考まで進みました。面接2時間ほど前に、たまたまTwitterを開いたら、その企業がブラック企業だという話題が...内容的にはエンジニアとして派遣されるという名目で、家電量販店やネットの販売営業をさせられるというものでした。それからさらに調べてみると、「エンジニアとして派遣され、かれこれ半年以上販売員やってます。」、「いつの間にかほぼ営業職の仕事してます。」というような、社員の声のようなものが多く出てきました。

この際直接確認しようと思い、最終選考時に「具体的にどんな研修があるのか?」、「未経験でもエンジニアとしての案件に携われるのか?」ということを失礼にならないよう質問させていただきました。その結果は、なんとなくごまかされたり、ビジネススキルの一環として...というような感じの返事でした。

このことがきっかけとなり、SES企業にはさらに慎重になりました。別のSES企業においても、よくよく確認してみると、「実務未経験社は未経験案件に携わることで、実績を積んでもらう」、「研修期間中は、ほぼパソコンを使うような作業はなく、夜勤が発生することもある」、「研修期間中は、エンジニアとしての業務ではなく、別業務をこなしてもらい、就業時間後や、休日に独自のカリキュラムを進めてもらって、それが終わり、一定のレベル以上になったら、エンジニアとして出向になる」、「エンジニアとして、別業務に携わってもらうことで、エンジニアとしての実績を作り、SESとしての仕事に臨んでもらう」といったような言い回しで、話していただくことが複数社あり、どんどんSES企業に対するイメージが悪くなっていってしまいました。

しかし、未経験OKで検索すると出てくるのはSES企業ばかり...CAからは、早く就職を決めるためには、まずはしっかり応募していきましょうと言われていた時期でしたが、なかなか自己応募ができなくなってしまいました。この時も、CAに相談し、悪いイメージがあるなら無理に応募しなくても、なんとか自社開発の企業で絞って応募してみましょうと言ってくださり、テックキャンプ経由の求人も自社開発企業メインにしていただきました。このタイミングでGreenにも登録し、直接企業様のホームページから応募するということも始めました。

モチベーション維持、自分の立ち位置把握のために

就活をしていると、同じ駆け出しエンジニアの方や、未経験からエンジニア転職すべく就活に取り組んでいる方の状況はどうなのか、気になってきました。そこで、日々の学習を投稿しようと思って作成したTwitterアカウントを復活させ、毎日投稿を開始してみました。

すると、自分の考えの甘さを痛感しました。周りの未経験者のレベルが高い...既に学習の積み重ねを投稿している、投稿内容のレベルも高い、もちろんオリアプのレベルも段違いに高い。一気に焦りに変わりました。就活をしながらも、新たな勉強も続けるべきだ、オリアプを通してもっと深い理解に努めなければ、もっと就活の軸を決めなければ!多くのことに気づかされました。

それからは、焦りをモチベーションに変え就活においても本気のスイッチが入った瞬間だったと思います。

未経験エンジニア転職を甘くみていた

前述にもありますが、誠に恥ずかしながら、私自身未経験エンジニア就職を甘くみていました。これだけ学習したし、学歴、社歴、年齢的に見ても全く問題ない。元営業職だし、ある程度その場で良い感じに話せるだろうから、面接対策もあまり必要ないだろう。簡単ではあるけど、ポートフォリオもあるし。そんなに苦戦もせずになんとかなるだろう。そう思っていました。何度考え直してみても、自分で甘ったれ野郎だったなと思い、恥ずかしくなります。

そんな時、上記のようにTwitterで未経験エンジニア転職の実情が分かり、自分の甘さに気づくことができました。スイッチが入ってからは、自ずと選考通過状況も良くなっていきました。

就活最終結果

とても魅力的な自社開発企業3社の最終選考を残し、希望だった自社開発企業の内定を承諾し、就活終了となりました。5月中旬から就活を開始し、6月末に決まったので、約1ヶ月半の就活でした。就活と学習を同時並行で進めていくことで希望の軸も定まり、就活終盤は面接にも自信を持って臨めることが多くなっていました。自分の認識の甘さのせいで、想像よりも苦戦したかなという就活でしたが、結果的に「未経験エンジニア転職成功!」と思えるものになりとても嬉しかったです。

総括して伝えたいこと

以下に、これから未経験エンジニア転職を考えている方、既に目指して行動開始している方、また、テックキャンプ受講を検討している方、受講中で就活を控えている方に、勝手ながら私が伝えたいことをまとめていきます。「半年前〜就活開始当初の自分に伝えたいこと」という目線で書いていきます。

未経験エンジニア転職を甘くみてはいけない

何よりもこれです。今現在、プログラミングスクールやオンライン教材はとても増えていて、「誰でも簡単にエンジニアになれる!」、「最短~日で稼げるエンジニアに!」みたいなもの多く見かけるようになった気がしています。一個人の感想ですが、プログラミングってそんな簡単じゃないと思います。そもそも専門職ですから。誰でもなれるほど簡単であれば、それほど需要は高くならないと思います。

「スクールに入れば、テックキャンプを受講すればなんとかしてくれる」という考えは捨てるべき

「プログラミングスクールに入れば、テックキャンプに入りさえすれば、転職成功できる」という考えは捨てるべきだと思います。恥ずかしながら、正直私自身も、テックキャンプに入れば安泰かな?くらいに考えていた甘い部分がありました。当たり前ですが、学習するのも、転職活動するのも自分自身です。プログラミングスクールが代わりに勉強してくれたり、面接を受けてくれるわけではありません。それなのに「プログラミングスクールがなんとかしてくれる」なんて、スクールの立場から考えても無理ですよね? 意外とここを甘く見て、勘違いしてしまっている方がいると思います。そういう方々が「せっかく受講したのに...詐欺だ、未経験転職なんて無理だ、スクールなんて意味ない」というアンチになるのだろうなと思ったりしてます(笑)。
しかし、「自分自身が頑張って成功させる、やり切る」という覚悟を持った方々に対しては、最高の環境がテックキャンプには準備されていたと思っています。

未経験エンジニア転職にスクールは必要?

これに対しては、ほとんどの方と同意見になってしまうと思いますが、人によりけりだと思います。
もし、プログラミングって具体的に何するの?環境ってどうやって整えるの?という何もわからない、初歩の段階から一人で始めて、行き詰まっても問題解決して、突き詰めて学習していけるくらいの覚悟と時間を準備できるのであれば不要なのかもしれません。
しかし、私自身にとっては、テックキャンプを受講して良かったなと思いますし、最も効率的に学ぶことができたと思っています。プログラミングの初歩の段階って最もつまづきやすいことに加えて、ベースの知識がないから調べ方もわからないし、調べても何が書かれているのか、なかなか理解できないと思います。そして何を学習すれば良いのかも、あまりイメージができないと思います。テックキャンプでは、その初歩の部分を爆速で効率的に学ぶことができました。最も挫折しやすいポイントを抜け、わからないことがあっても調べて、ある程度自力で解決ところまではこれたと思っています。
どれだけ優秀で強い覚悟がある方でも、自己学習のみで、これだけの短期間でこの初歩段階を身につけるのは難しいのではないでしょうか。

未経験エンジニアと言えど、ポートフォリオを可能な限りしっかりと

「実務未経験だし、ポートフォリオなんて大して見られないっしょ?」って正直思っていました。そんなことありません。しっかり見られることもありますし、アピールになります。もちろんゴリゴリにこだわったものを作ろうとして、いつまで経っても就職活動ができなくなってしまうのは元も子もないですが、自己アピールに繋がるようなものが作れていた方が良いです。私自身、ポートフォリオ制作はもっとしっかり取り組むべきだったなと反省しています。 実際に選考を受けてみて ①アプリ制作の意図がしっかりとある。 ②スクールでは習わなかった技術や機能に挑戦している。 ③希望の業界に関連している。 この3点ができていると自己アピールに繋がりやすく、企業からの反応も良くなるのではないかと感じました。①は特に難しいと思うのですが、ECサイトやTwitterを模倣したようなsnsアプリは、ポートフォリオとして作られがちで、他の就活生との差別化がしづらいです。どんなペルソナがあって、それに対してどんなサービスで応えようとしているかがアピールできれば、ポートフォリオ自体が未完成なものであったとしても、印象は悪くないと思います。
ちなみに、私自身のポートフォリオはこの3点のうち、②しか満たせていませんでした...それも、就活をしている中で、ポートフォリオでもアピールしなければということを痛感して、①と③を今からやり直すのは難しいので、②でアップデートをしていったような感じです。
これから、ポートフォリオ作成をする方々にはこの3点を意識していただきたいです。

Twitter、Qiita等の発信はしておいた方が良い

このことも、就活途中で痛感しました。その理由は以下の3つです。 ①継続的に学習に取り組んでいることがわかるので、選考時のアピールになる。 ②エンジニア市場のことや、未経験エンジニアを目指している人の状況を知ることで刺激になる。 ③学習していて苦戦したことや、気付きを「投稿するために考えをまとめる」ことで、より記憶に残りやすくなる。 私自身、Qiitaを有効活用することは出来ていませんでした。Twitterは、就活途中から毎日投稿を始め、「今日やること、積み上げ」を1日の始めに宣言していました。「宣言したからには、今日はここまで進めなければ!」という気持ちになり、モチベーション維持にも繋がっていたと思います。

テックキャンプの感想まとめ

未経験エンジニア転職のスタート地点に立つには最高の環境でした。同じ目標を持つ同志達との出会いもありました。正直、受講が始まった当初は、「修行の70日間になる」と思っていましたが、「最高に充実した楽しい70日間」になりました。 ゼロから本気でエンジニアを目指したい、プログラミングをガッツリ学習したい、主体性を持って自分自身の力で成功させてやるという気持ちがある方には強くお勧めしたいです。何度も言いますが、そういう気持ちを持った人に対しては、最高の環境が整っていると思います。 敢えて一つ注意点を挙げるとすれば、テックキャンプで主に学習するのはRubyとそのフレームワークのRuby on Railsです。もし既に絶対に入りたい会社が決まっている場合や、どんなサービスを作れるようになりたいかがはっきりしている場合、扱う言語がRubyじゃないということもあると思います。サービスや、入りたい企業を調べてみてどうしてもRuby以外のことの習得が必要なのであれば、その言語を扱っている他のスクールを検討するのも一つの選択肢に考えるべきかと思います。 私が就職したのは、PHPをメインに扱う会社です。Rubyだったらもう少しできることも多いのに...という言語の壁に打ち当たり、もどかしい気持ちになることも正直あります。しかし、全体のプログラムの書かれ方や、MVCの流れ、言語以外のGitの知識など、ベースになるようなことは一通り学べたので、言語は違ど、テックキャンプでの学習は生かされているなと感じています。

{余談}テックキャンプの評判について

ネット上では、テックキャンプについての良くない噂が多く流れていて、受講検討中だけど心配だなという方もいらっしゃるかもしれません。しかし、実際に受講してみて思うのは、そのアンチ的な意見の大半がお門違いかなと思います。あらゆる酷評について、実際にどうだったのかまとめてみようとも思いましたが、キリがないなと思ったので、やめておきます(笑)。要するに、まとめて言えることは、受講するうえで闇に感じたり不安に感じることはありませんでした。もし何か気になるということがあれば、コメントいただけると、できる範囲でお答えしますので、お気軽に! 読んでいただき、ありがとうございました!
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