アジェンダ
- 0.この投稿について
- 1.背景について
- 2.原因
- 3.対策
- 4.意識すること
- 5.ideeeチーム開発への還元
0.この投稿について
私は本業でSierでSEをやっているものです。
強くWeb系技術に惹かれて「ideee」のチーム開発に2021/9に参加しました。
そのideeeにて毎週行なっているLT(Lightning Talks)で発表した内容を投稿しました。
1.背景について
本業のシステム開発にて、関係者間での認識合わせが如何に難しいかを感じている
次ページで挙げる問題が発生するため、認識合わせが如何に難しいかを考える。
どうしたら、認識が大きくズレないかを考える必要がある
1.1.背景について(問題)
そもそも、どんな問題があるんだろう??
問題
- お客様との取引において、請負った仕事の内容で明文化されていない作業の取り扱い
- チーム開発において、認識違いによる仕様不備による手戻り
- 言った、言わないのやりとりが出て問題が起きる
2.原因
原因は何にあるのか?
どんな原因があるかを、3つ考えてみました!
2.1.原因1
会話の「具体的なテーマが明確」になっていない(何を話したいかが明確になっていない)
自分は箱のサイズについて話をしたいが、
話し相手は箱の柄・デザインを話したいので、
テーマがズレていて会話が噛み合わない。
2.2.原因2
話し相手の「基礎知識(前提知識)」がどこまであるかを踏まえられていない
自分は「箱の色が白色」の前提で話をしていても、
話し相手は「箱の色が黄色」の前提と話をしていると会話が噛み合わない。
2.3.原因3
話の内容が「文章に残っていない」、「曖昧」、「解釈に違いがある」、
自分:この間、会話した通りのサイズで箱を作ってね。
相手:そんな話ってありましたっけ?(文章に残っていない)
自分:あったよ。
相手:ありましたっけ?。。。じゃあ、どれぐらいの長さでやりますか?
自分:猫が横に伸びたぐらいの長さでお願い。(曖昧)
相手:わかりました。
<後日>
相手:箱作りました。
自分:えっ、長くない?
相手:うちの猫が横に伸びたら、これぐらいですよ。(解釈の違い)
3.対策
対策はどうすれば良いのか?
対策は3つあります。
3.1.対策1
- 会話の冒頭にテーマを話してから、話を進めていく
- 何を話したいかを明確にしてから、話をしていく
3.2.対策2
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基礎知識(前提知識)がどこまであるかを会話の中で確認していく
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会話の中で噛み合わない時は、基本知識(前提知識)にズレがあります
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前提となる情報が、お互いに同じ認識であるかを確認し、ズレを無くす
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3.3.対策3
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ビジュアルで認識合わせを行う(イメージ図、議事録などの文字面で認識を合わす)
- 会話だけだと空中戦となる
- 空中戦だと、イメージが「曖昧」、「解釈の違い」となる
- 「曖昧」、「解釈の違い」には、ビジュアルですり合わせる。
- ビジュアルとして確認したものは、エビデンスが残せる
- エビデンスがあれば、関係者間で振り返ったときにも認識がズレない
4.意識すること
「3.対策」に加えて、以下を意識することで、相手の思いを読み取れ、自分の思いを伝えられると思います。
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相手にとって重要なことが何であるかを意識して会話する
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自分によって重要なことが何であるかを明確に伝える
聞き手は重要なことしか気にしていなくて、その重要なことも最大で3つまでじゃないと伝えたいことがボヤけます。 全て重要だと思って話をしても、何が言いたいのか、伝えたいのかが聞き手はわからなくなります。
5.ideeeチーム開発への還元
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GitHub上で、どういった意図でプログラムを修正したのかを伝えられるようにする
1commitのコメントで説明できる内容でプログラムを修正する GitHubでソースコードにコメントを入れられるので、コメントをして修正の意図を伝える
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「曖昧さ」は具体的、かつ数字を使って文章に残す。(Issue、Pull Request)
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「解釈の違い」が発生しそうな場合は、解釈の仕方についても丁寧に文章で記載をすること
ideeeとは
アイデアとエンジニアのマッチングプラットフォーム