プロダクトオーナー
プロダクトに価値を与えるのはプロダクトオーナー(PO)の仕事です。
プロダクトの価値について、探求と情報収集、考察、開示および評価が仕事の全てです。
真にプロダクトの価値を知る者がこの役割を引き受けるべきでしょう。
という綺麗事を述べたうえで現実の話しをしよう。
結論からいうと、この仕事はとても難しい。
まず、真にPOをつとめる人物が必ずしもPOをやれるとは限らない。
その場合代理を任命するか雇うかすると思うのですが、環境と人の両面が適切ではなければ、真のPOの代理にすらなれない事例をいくつか見てきました。
コレはその中でも割とわかりやすい例です。
その人達はチームでPOをやろうとしていました。
「仕様を作るという作業をする」チームです。
おわかりいただけただろうか?
いやそんなもん仕様作るスクラムチーム1個作ってそこにぶん投げればいいんですよ・・そこにPOとされている人々が全力でコミットする必要はありません。
このPOとされる人たち、世間ではこう言い表されると思います。
「ガキの使い」
これについてとあるスクラムのえらい方とお話する機会があり、この状態を通訳の方を通して説明していただいた結果、ただ一言でこれを言い表してくださいました。
Fake PO
でも偽物が本物に勝ったらアカンって道理はないよね。
彼らは一生懸命でした。
ここからさきは伝え聞いた話で余白。
そして真のPOから指名を受けたPOであるべき人、数百人を率いる事業部長相当の方だったのですが・・その人なんて言ったと思います?
「こんな些末なことは部下に任せればいいだろう私は忙しいんだ」
かくして不幸なスクラムは続く。