ディスカッションペーパー
議論する上でのルール
- HRTの原則
- 謙虚(Humility)
- 世界の中心は君ではない。君は全知全能ではないし、絶対に正しいわけでもない。常に自分を改善しよう
- 尊敬(Respect)
- 一緒に働く人のことを心から思いやろう。相手を一人の人間として扱い、その能力や功績を高く評価しよう
- 信頼(Trust)
- 自分以外の人は有能であり、正しいことをすると信じよう。そうすれば仕事を自分以外の誰かに任せることができる
- 謙虚(Humility)
- 対立する意見の扱い方
- 他人の意見が自分の経験や知識と反するものであっても、一旦自分の視座から離れてその有用性を検討する
- その結果有用ではないと思えるのであれば、それをロジカルに説明する
- 参加者の発言を考えなしに信じない
- その意見がどのような根拠に基づいて成り立っているのかを考察する
- 一番言っちゃいけないのは「世間の常識」や「この会社では」という理由づけ
- とはいえそこから自由にはなれないのも事実ですが、今話しているのは架空のプロジェクトであることもお忘れなく
- 意見を否定されても怯まない、凹まない
- 間違っているかも、恥をかくかもという意識はありますが、それをバカにする人間はもっと愚かです
- 間違わずに生きていける人間などこの世にはいません
- 否定されることを恐れて発言しないほうがもっと悪い影響があります
- さまざまな意見の中にこそ宝石があることを忘れないで
- 議論の間、年次や上下関係は忘れましょう
- 議論する仲間に対する礼があれば十分です。普段相手のことをニックネームや苗字、名前などで呼んでいると思いますが、呼びかける時は「○○さん」で通してみてはいかがでしょうか?
議題
アプリ、システムの開発事業(プロジェクト)における役割について、下記のものがあるとします。
これらは必ずしも実情を即しているとは限らず、もやっとした架空のものです。
それらにどのような仕事、役割をつけるか、まずは考えましょう。
- オーナー(所有者)
- マーケター(市場の理解者)/プランナー(計画者)
- マネージャ(管理者)
- リーダー(統率者)
- アーキテクト(創案者)/デザイナー(設計者)
- エンジニア(技術者)
- テスター(試験者)
- オペレーター(運用者)
- サポーター(総務/事務/手続)
時間は8分です。これは好きに使ってよいものですが、忘れないでください、平均すると1つの仕事について1分ずつしか考える時間はありません。
考えたことは手元の「紙」に書くといいでしょう。
世間一般で言うところの定義は関係ありません。あなたがプロジェクトの一員として必要だと思う人の像を描きましょう。
なるべく簡素にまとめることをお勧めします。わからなければわからないままで結構です。
次のステップで全員の意見を擦り合わせます。
意見の発表
必ず参加者が一巡し発言します、まず聞く姿勢から。この間の発言は一人です。
ホワイトボードもしくはディスプレイ上のマインドマップに意見を書いていくことにしましょう。
(一人1〜2分、最大10分)
話し合い
他の人に聞いてみたいことを聞いてみましょう。
最終的にこれらの役職がどのような振る舞いをして、過不足なくプロジェクトを回せるか想像しましょう。
(15〜20分)
クロージング
議論についての感想を語りましょう。
形式はありません。思ったことを言う時間です。
例えば、下記のようなものなどいかがでしょうか?
- 最初に自分が出した意見からどのような過程を経て修正されたか
- この意見や振る舞いがカッコいい!
- だめだったところ 後からこうすればいいなと思ったところ
- 結論に対する感想
最後には、参加した皆さんにありがとうございましたと言える会にしましょう!
レッツトライ!