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SIerのトンチキスクラムについて (7)

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決定的な違いについて

そもそもお客様はスクラムの採用に際し、全てを受け入れるという立ち位置で何の色にも染まっていなかったと思います。
問題は仕事を受注したSIerのプロパーの方々との意見相違でした。

ざっくり考え方の違いを列挙すると下記の通り。

  • 管理と自律(自立)
  • 統治と自治
  • 完全な計画と不確定への対処

何よりも決定的な認識相違が3番目の、不確定さへの対処だと思います。

それらに対し彼らの主張と私の思うところは下記

  • 我々が全てを知っている、我らに従え
    • →技術にしろ手法にしろ、全てが時代遅れ。アーキテクチャの最適解は年単位で変わる。
  • 雇われの信用も信頼もできないエンジニアどもらはそれに従えばよい
    • →自らの無知を知り活動を顧みることで成長すればいいんじゃないですか? 何も信用してないどころか見下す傾向が強く、人権は無いらしい。
  • 計画してないことが怖い、恐ろしい
    • →しないわけがなくて計画を回すサイクルが短いだけです。これだけの不確定要素が揃っている中で、なぜそんなに完全な計画に縋ろうとするのか。

彼らとは最後までわかりあえなかったと思います。
あれから5年くらい経つけれど、おそらく今やってもだめでしょう。

私がとったスタンスは「話は誰のものでもなんでも聞くけどスクラムを破綻させうるものはなんであろうと排除する」「妥協点を探す」でした。

そりゃ億単位の仕事請けたんだから失敗はできないと思うし干渉もしたいと思うけど、だったら自分たちが好き勝手干渉できるようなフレームワーク使えばよかったんじゃいですかね。

まあ、そこに私は居ないんですけど。

干渉するにもルールがあり、それに従わなければ混沌と破綻が待つのみですし、外部からの不用意な干渉や制約でスクラムが崩壊した事例は枚挙に暇がございません。

戦いは続く。
ある日私が必要なくなったことに気づくまで。

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