はじめに
本記事はこちらのキャンペーンの参加記事となります。
私が思うエンジニアのキャリアについてつらつら書いていこうと思います。
本記事の内容は全て個人の主観でありポエムです。
あなたは誰?
33歳です。
WEBアプリケーションのエンジニアをして10年目になる者です。
今は20人規模の開発組織のマネージャーをしています。
エンジニアキャリアって何?
本記事内では「自身がエンジニアとしてどうなりたいか?」をエンジニアキャリアと呼ぶこととします。
期間 | 私の定義 |
---|---|
半年~1年後にどうなっていたいか | 目標 |
3~5年後にどうなっていたいか | キャリア |
10年後にどうなっていたいか | 夢 |
ざっくり私のイメージとしてはこんな感じで、キャリアは3~5年後の自分のなりたい姿、と捉えてくれれば良いです。
目標ほど目下に見えたものでもないし、夢ほど遠いものでもない。
こうなっていたいよな〜って思う自分の将来像/理想像、みたいなものだと思ってもらえれば良いかと思います。
ここの期間については人それぞれだと思います。
あくまで私の定義です。
エンジニアにはどういうキャリアがあるの?
ざっくり2軸あると思っています。
- マネジメント領域を伸ばす(マネージャールート)
- エンジニアスキル領域を伸ばす(テックリードルート)
もちろんこれ以外にも色んなキャリアがあるかなと思いますが、あくまで主観ではこの2軸が主かなと思います。
マネージャールート
皆さんが1番想像しやすいルートなのかなと思います。
メンバー→サブリーダー→リーダー→サブマネージャー→マネージャー→役員???→???
所謂役職がついて「昇進」というイメージが湧きやすいルートです。
常に人と話し、マネジメントする人たちのことを考え、どうしたらもっと働きやすくなるか、成果がでるか、などを考えていく必要があります。
技術とは手段の1つで、ビジネスやソリューションを考えていく脳が必要となります。
テックリードルート
最近よく聞く言葉なのでご存知の方も多いと思いますが、技術やスキルに特化していくルートです。
人の管理をするマネージャーとは対極に近く、技術に向き合っていき、仲間への技術支援であったり相談/提案/改善などを行っていくのが主の役割となります。
常に技術を磨き、最新情報をキャッチアップし、己のチカラを維持成長する必要があります。
ある課題があった時に技術でどうやって解決するか、を考えるの主となります。
みんなどうやってキャリアを決めてるの?
正解はないです。
結局「自身がなりたいと思った」ものがキャリアなので、まず己とよく向き合うことが大切かなと思います。
人のことは分からないので自分のことを語ります。
私は10年前に入社したときに「がんばるぞ!」→「昇進するぞ!」→「マネージャーになるぞ!」という思考を持ち、現在マネージャーになった、という状況です。
エンジニア35歳定年説というのを半分信じている人間で、ずっと最前線で技術を追い求めていく働き方は難しいだろうなと思っていました。
技術1本で生きていくのは難しそう…ってことはマネージャールートか、というくらいの判断基準でこちらのルートに進みました。
なので「なんでマネージャールートを選びましたか?」と聞かれると答えに悩んでしまいます。
強いてあげるならば「メンバーと話してて楽しい」「組織のために何かしてあげたい」と思う思想が人より少し強かったかな?と思うくらいです。
ただ、少なくともテックリードルートを選ばなくて正解だった、とは思っています。
私の身近のテックリードたちはみんなずば抜けて技術に優れ、とても張り合えるとは思えないです。
私自身もそこに時間を割き、勉強していけば追いつけるかもしれませんが
30歳で結婚し子供が生まれ、家事に育児に大忙しの33歳。
とてもじゃないですが自身のスキルを伸ばす時間を十分に確保することはできません。
同じ状況化において「俺は勉強してる。甘えるな。」と言われる方もいらっしゃるかもしれませんが、私は家庭が大事で優先したいと考えています。
じゃあマネージャーは勉強しなくてもできるのか、と言われると決してそんなことはないです。
日々挑戦と失敗の連続です。
マネージャーになるにあたり本もある程度読みました。
本当はもっと読みたいけど読む時間もそんなに取れないので本当に隙間隙間で読んでいく感じです。
マネージャールートの方は過去の経験の積み重ねが活きる場面が多いため、私はこちらのルートを選んだおかげで今まだ戦えているなと感じています。
人生の諸先輩方にお話を伺ったところ「子供に手がかかるのなんでたかだか10年そこそこ。また頑張るのはそこからでも遅くないのでは?」
私はこの言葉に結構救われていて「じゃあ今は家庭を大事にするフェーズでいいんだ」という思考になりました。
まだまだ手のかかる子供ですが、数年後には1人でなんでもできるようになり、休日もパパよりも友達と遊ぶことが多くなるでしょう。
そうなって再び時間ができたときに、改めて学び直し、再スタートを切るのが良いのかなと今は思っています。
「なりたい自分」という意味ではこれも1つの「キャリア」 なのかもしれません。
私の今のキャリアは「パパを精一杯楽しんでがんばる!」ですかね。
どうやったらマネージャーになれるの?
私は現在マネージャーです。
テックリードにはなったことがないのでどうやったらなれるかは答えを持っていないので割愛します。
マネージャーの方は少しは語れると思うので書きます。
私がマネージャーになれたのは一言でいうと「メンバーからの信頼が1番高かった」だと思っています。
10年働いてる中で何度もリーダーポジションを経験し、その度に成果を出してきました。
困ってるメンバーの相談には積極的に乗ってきたし、トラブル対応や「誰か拾って〜」系も率先して拾ってきました。
そういう日々の積み重ねがみんなの信頼を得て「あなたにだったらマネージャーを任せられる」と言っていただけるようになったのだと思っています。
銀の弾丸はないです。
草の根活動、あとは運とタイミングです。
あなたにその適正があっても、あなたよりも適任がいればそのポジションは空かない。
組織体系的にマネージャーという役職がなければそもそもその役につくことはない。
大事なのは常にマネージャーという姿勢や視点を常に持ち「いつなんどき声がかかっても大丈夫な状態にしておく」ことだと考えています。
運が巡ってきたときに選んでもらえるように、日々精進です。
まとめ
私が思うエンジニアのキャリアについてつらつらと書かせていただきました。
総じてお伝えしたいことは「キャリアとは難しいものではなく、自分がどうありたいか」ということです。(まぁそれが難しいとも言える)
その結果趣味を優先したり家庭を優先したり、私はその選択も正解だと思います。
ただ「エンジニアとしてこうなりたい!」がある場合は、そりゃあ頑張るしかないですよね。
今自分にとって何が大事でどうなりたいか。
今1度考えてみてはいかがでしょうか!