はじめに
- スクラムイベントの一つである振り返り(レトロスペクティブ)で取り入れてみた方法がとても良いなと感じたのでご紹介します
- チームの振り返りが形骸化していると感じ、少しずつですが改善策を提案してきました
- 名ばかりスクラム、振り返りの質を上げたい、なんだか最近形骸化してきているそういった方々に読んでいただき、何か良いきっかけになれば幸いです
ルールを追加し、振り返りをした結果・・・
チームの皆さんから、とても良い素敵なコメントをいただきました!
『視点が変わった!!』
『いつもよりポジティブな気持ち』
こんな素敵なコメントなんて、なんぼあってもいいですからね〜
我ながら個人的にも、『良い提案だったのでは?』と思ってます 笑
たった一つ、追加したルールとは
今回、何をルールとして追加したかというと・・・
Good3:Problem 1 の割合で付箋をはっていく
(※振り返りの手法としてはKPTを使っています)
1つの問題(Problem)に対して3つの良かった点、ポジティブな点を考えて書いていくようにしました
これは ロサダライン と呼ばれるもので、問題点を上げるということはネガティブな感情になってしまいがちですが、
ポジティブな面を考えることによってネガティブな感情をニュートラルな視点にするという効果をもたらすようです。
1つのネガティブに対し、3つのポジティブという比率はネガティブな感情がいかに心理的な影響を及ぼすかを物語っていますね〜
Goodな点を持つことが根本的な解決につながる
問題というのは、表面的なもの"症状"にすぎない。
上記はどういうことかというと、
「鼻がつまっている」という例を用いて、話をしていきます。
「鼻がつまる」は症状です。その症状を問題として置き換えた場合
症状の対処としては「ティッシュで鼻をかむ」となります。
ですが、その時は改善されても問題は長引いてしまう、または悪化してしまう可能性があります。
この「鼻がつまっている」という根本的な原因はかぜ、免疫力の低下等があげられます。
つまり、
根本的な原因は問題と全く別のところにある
という点で、問題を問題としてみるのではなく違った視点で見ることが大切
そこで、ポジティブな視点が必要であり、問題解決の鍵になるということです。
* 問題から距離を置くので、今までと違った考え方ができる
* 今まで見えてなかった根本的な原因が見える
※参考元
導入方法、どんなふうに提案したか
『振り返りをやる前に考え方として良いなと思ったものがあるので
ちょっとみて欲しいです』
と、提案し参考にしたYoutubeの動画を見てもらいました!
ただ、この動画は20分弱あるので全て見てもらうのは時間も負担もかかってしまうかなと思い
私が見た中でここだけ見てほしい!という部分に絞り、実際見てもらった時間は5分程度です。
たった5分、たった一つルールを追加しただけですが、気持ち的にも振り返りの内容的にも
とても良くなったなと感じました。
さいごに
振り返り=反省会のようになってしまいがちですが、
良い点に目を向けて改善策を考えるとさらにもっと良くしていこうという気持ちが自然と湧いてきます。
もっとGoodな視点をもつ事をポイントに振り返りを行ってみてはいかがでしょうか?
最後までお読みいただきありがとうございました。