0
0

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

CLF試験対策の目線で考える、マネージドサービスと非マネージドサービスについて

Posted at

1.はじめに

皆さんこんにちは!
私は今月CLF試験に合格したのですが、振り返ってみると選択肢の中に2つ以上実現できるものがあるけど、どっちが正解なんだ??
と悩む機会が多かったので、改めてマネージドサービスについてまとめてみようと思います。

と、いうわけで!
こちらの記事は、これからCLF試験を受けようと思っている方、かつ実務経験が無い方向けに、AWSの
・マネージドサービス
・非マネージドサービス
について解説していこうと思います。
この差を理解することによって、単純に「〇〇ができるサービスは何か?」という問題に対応できるだけでなく、「以下からマネージドサービスを複数選択してください」や「(複数実現可能な選択肢がある中で)最も適しているものを選んでください」「責任共有モデルの問い」
などの、比較的難易度が高い問題にも対応できる可能性が上がります。
なるべくIT関連の知識が無い方にも分かりやすく記載していこうと思いますので、よろしくお願いします!

2.マネージド、非マネージドとは?

さて、IT関連の知識が無い方だと、そもそもマネージドサービスって何??
という方もいらっしゃるかもしれません。
簡単に説明すると、

・マネージドサービス
 マネージドサービスは、「AWS側が管理してくれるサービス」 と考えると分かりやすいです。
 AWSサービスを開始するにあたって、設定をして、運用が始まったら管理して・・・となったら大変ですよね。
 そういった難しくて面倒な作業を、自分の代わりにAWSがやってくれる!
 というものがマネージドサービスと呼ばれるものです。
 特徴としては、
 〇メンテナンスの手間が少ない:バックアップやアップデート、セキュリティパッチなどをAWSが自動的に行ってくれる
 〇設定が簡単:多くの場合、数クリックで始められる
 〇スケーリングが容易:必要に応じて自動的に拡張してくれることが多い
 〇高可用性:障害対策が最初から組み込まれていることが多い
 といったものが挙げられます。

・非マネージドサービス
 非マネージドサービスは、「自分で管理する必要があるサービス」 です。
 マネージドサービスと逆で、設定から運用、管理まで自分で管理しなければならない点も多いです。
 しかし、それだけに利点もあります。
 〇高いカスタマイズ性:細部を自由に調整できる
 〇コスト最適化の可能性:マネージドサービスに含まれる不要な機能への支払いを避けられる
 〇セキュリティとコンプライアンスの詳細制御:特殊な要件の厳しいセキュリティ基準に対応できる
 といったものが挙げられます。
 自分で時間と手間をかけるだけに、自分の好みに合わせて細かくいじれる イメージですね。

3.各サービス一覧

マネージド、非マネージドに関して理解ができたところで、CLF試験に頻出するサービス(&サービス概要)を一覧で見てみましょう!

マネージドサービス(AWS側が主要な管理を担当)

  • Amazon RDS - リレーショナルデータベースサービス
  • Amazon S3 - シンプルストレージサービス
  • AWS Lambda - サーバーレスコンピューティング
  • Amazon DynamoDB - NoSQLデータベース
  • Amazon CloudFront - コンテンツ配信ネットワーク
  • AWS Elastic Beanstalk - アプリケーションデプロイ・管理サービス
  • Amazon SNS - シンプル通知サービス
  • Amazon SQS - シンプルキューサービス
  • Amazon Aurora - マネージドリレーショナルデータベース
  • AWS Fargate - サーバーレスコンテナ実行環境

非マネージドサービス(顧客側でより多くの管理が必要)

  • Amazon EC2 - 仮想サーバー
  • Amazon EBS - ブロックストレージ
  • Amazon EC2 (自己管理コンテナ)
  • Amazon ElastiCache (設定・パッチ管理は顧客側)
  • AWS Direct Connect - 専用ネットワーク接続
  • Amazon VPC - 仮想プライベートクラウド
  • Amazon Route 53 (構成管理は顧客側)

4.各サービスのキーワードについて

3.をご覧になった皆様の中で、もしかしたらこう思った方がいらっしゃるかもしれません。
「いや、一覧で出すだけでテスト対策なんて手抜きじゃないか!?」と(´・ω・`)
その意見も仰るとおりだと思うので、ここではさらに
『問題文の中で判断できるキーワード』を記載していこうと思います。
似たようなサービスも多い中で、このキーワードが問題文にある=サービスを特定できる、という考え方です。
もちろんこの方法に頼り切るのは良くないですが、あくまで判断の一部にして頂ければと思います。

【マネージドサービス】
Amazon RDS
リレーショナルデータベース
SQL

Amazon S3
オブジェクトストレージ
静的ウェブサイトホスティング
無制限のストレージ容量

AWS Lambda
サーバーレス
イベント駆動
コードの実行(関数)

Amazon DynamoDB
NoSQL
完全マネージド型の非リレーショナルデータベース

Amazon CloudFront
コンテンツ配信ネットワーク(CDN)
エッジロケーション

AWS Elastic Beanstalk
アプリケーションのデプロイと管理
PaaS(Platform as a Service)
複数の言語/プラットフォームのサポート

Amazon SNS
通知サービス
パブリッシュ/サブスクライブモデル

Amazon SQS
メッセージキュー
非同期処理

Amazon Aurora
MySQL/PostgreSQL互換
高性能リレーショナルデータベース

AWS Fargate
コンテナ実行環境
サーバーレスコンテナ
インフラ管理不要

【非マネージドサービス】
Amazon EC2
仮想サーバー
インスタンスタイプ
コンピューティングリソース

Amazon EBS
ブロックストレージ
EC2インスタンスのストレージボリューム
スナップショット

Amazon ElastiCache
インメモリキャッシュ
データベース負荷軽減

AWS Direct Connect
専用ネットワーク接続
オンプレミスからAWSへの直接接続
低レイテンシー

Amazon VPC
仮想プライベートクラウド
プライベートネットワーク
サブネット、セキュリティグループ

Amazon Route 53
DNSサービス
ドメイン登録
ルーティングポリシー(フェイルオーバー、地理的など)

5. まとめ

淡々と説明してしまいましたが、いかがでしょうか?
まずは各サービスがどんなものなのか、概要を知るところから始めましょう。
その後にマネージド、非マネージドについて把握していくといいと思います。
(とはいえ、最も効果的な勉強方法はひたすら問題を解きまくることですが・・・)
少しでも、皆様の学習の一助になっていれば幸いです。

ちなみにCLFを学習されている方ならご存じだと思いますが、出題されるサービスはもっと沢山あります。
あくまでこの記事の内容を把握した上で、他のサービスへの概要の理解を進めることをお勧めします。
そして、ある程度覚えたと思ったらひたすらアウトプットの練習が効果的かと思います。
間違ってもいいので、少し感覚をあけながら同じ問題を何度も何度も解きましょう。
しばらく繰り返せば、自然とAWSサービスの概要について理解が深まっているはずです。

6. 参考資料

最後に、私がCLF学習に使ったサイトを残しておきます。
こちらも併せて参考にして頂ければ幸いです。

AWS公式講座
https://explore.skillbuilder.aws/learn/courses/1875/aws-cloud-practitioner-essentials-ri-ben-yu
動画を視聴しながら、AWSの主なサービスについて学べる講座です。
例えを用いながら分かりやすく解説してくれます。
ただし、出題範囲=講座範囲ではないので、要注意です。

Cloud license
https://cloud-license.com/exam/clf/
web上でできる問題集です。
本試験モードで、本番を想定した練習ができるので、試験前に時間配分なども込みで模擬試験ができます。
私のは肌感ですが、本番で出題された問題は半分くらいここのサイトで出たまま(※表現ではなく、本当に全く同じ問題)と感じたものがありました。
このサイトは本当に要チェックだと思っています。

以上で、こちらの記事は終わりとなります。
拙い文で読みにくかったら申し訳ありませんが、最後まで読んで頂きありがとうございました!
皆様のCLF合格を心より願っております。

0
0
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
0
0

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?