初投稿です。よろしくお願いします。
今回はAIの福祉分野への応用について自然言語処理を用いたコミュニケーションAIに限定して書きたいと思います。
知識が足りていない部分や、考えが甘い部分があると思いますので、コメントどしどしお願いします。
###人間の話し相手となるAIについて
人はどんな時に幸せを感じるでしょうか。この問いの答えは人によって様々でしょうが、その最たるものとして誰かと会話することがあるのではないでしょうか?
人は人とコミュニケーションをとることによって幸福感を得ます。
今よりも自然言語処理、感情分析、音声合成、音声処理、3DCGなどの技術が発展し、よりAIが人間らしくなれば、我々はAIと日常的に会話する世の中がきます。AIが唯一無二の親友、あるいは家族として悩みを相談したり特別な感情を向ける相手になるでしょう。
とすれば、我々はAIとコミュニケーションをとることで幸福感を得られるのではないでしょうか?
しかしこういうことを言うと、AIには感情がないから本当の意味でコミュニケーションをとることはできないや挙動や言動の不自然さが気持ち悪いという意見を言う人がいます。
けれど僕はAIに本物の感情なんて必要ないと思っています(そもそも我々の持っている感情とはなんでしょうか)。AIに感情が芽生えてしまったら産業利用なんて不可能でしょう。我々がやりたくないと思う作業をAIにさせるわけですから。
会話AIに感情は必要ありません。感情があるように見せられれば十分です
我々はそもそも他人の感情自体を見たことはありません。相手の言動をもとに自分の頭の中で相手の感情を予測し人格を構築します。
物語の登場人物は実在する人間より魅力的に感じ、二次元のキャラクターを嫁として愛し、言葉が通じない犬猫に毎日語りかけます。神を創り出すことだってできます。
感情とは受け取る側が自身の脳内で創り出すものです。感情が本物かどうかなど関係ないのです。
挙動や言動の不自然さについても個性だと割り切ってしまえば問題ありません。彼、彼女らは少しだけ変わっていて面白い友人なのです。
###介護現場への活用
近年福祉分野へのAIの活用の話をちょこちょこ聞くようになってきました。ただAIと一口に言っても様々な技術があり、その応用方法も様々です。
その中で今回取り上げたいのは、要介護者の話し相手となるAIについてです。
介護の現場は慢性的な人手不足であり大変な業務をこなしながら一人一人に向き合いコミュニケーションをとる時間をしっかり確保するのは難しいのではないかと思われます。そこで要介護者一人一人に話し相手となるAIがいるといいのではないでしょうか?要介護者とコミュニケーションをとる業務をAIが補助できるのではないかということです。
ただ、作業的な業務の方にもAIやロボティクスなどのテクノロジーが活用されればスタッフがより人と向き合う業務に集中できることにもなると思いますので、どちらの業務にもAIが活用されることが必要だと考えます。これによりスタッフの方たちの働き方も広がり、やりたい業務により集中できるのではないかと思います。
要介護者にとっても、気の向いた時にいつでも話せる相手がいるというのはとても幸せなことなのではないでしょうか?
さらにデバイスさえあれば、会話だけでなく囲碁や将棋などのゲームを一緒に行うことができますし、体調管理や精神状態を確認することもできます。
このようなAIは要介護者にとってはよき友であり主治医に、現場のスタッフにとっては頼れる仲間になるのではないでしょうか?
社会を知らない一学生が書いた文です。厳しい意見も大歓迎ですので、コメントよろしくお願いいたします。