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ARCoreを使ったARアプリをエミュレータで動かす

Last updated at Posted at 2019-11-28

ARKitを使ったARアプリはエミュレータで動かせませんが、ARCoreを使ったARアプリはエミュレータで動かすことができます。
エミュレータで動かす際に少しハマったことがあるので共有します。
(Unityで作成したARアプリは、この記事とは違うやり方なので注意してください。)

必要な環境

  • Android Studio 3.1以降
  • Android Emulator 27.2.9以降

サンプルプロジェクトのダウンロード

この記事ではARCore SDKにあるサンプルプロジェクトを使用します。
ARCore SDKをDLします。
そして、samples/hello_ar_javaをAndroid Studioで開きます。

エミュレータ

エミュレータを起動します。
端末によってはARCoreをサポートしてないため、エミュレータはなるべく新しめの端末の方がいいです。
API Levelは27(Oreo)以降が必要です。(API Levelも最新の29が良さそう)

サンプルアプリの起動

ここからが少しハマったところです。
サンプルアプリを起動します。
すると...

Screenshot_1574947031.png

This application requires the atest version of Google Play Services for AR. (このアプリを使用するには、最新バージョンのGooglePlay開発者サービス(AR)が必要です。)
と、出てきます。
どうやら、エミュレータでARアプリを使うにはGoogle Play Services for ARが必要らしいです。
CONTINUEを押すとGoogle Play Storeに飛ばされます。

Screenshot_1574947339.png

これをインストールしなきゃいけないのに
Your device isn't compatible with this version. (お使いのデバイスはこのバージョンに対応していません。)
って表示されて、インストールできなく、ARのサンプルアプリが無限にエミュレータで起動できない状態になってしまいます。

こんな時は、大人しくARCoreのドキュメントをみましょう!

どうやらGitHubのリリースページから最新のGoogle_Play_Services_for_AR.apkをDLする必要があるっぽいです。
*現在(2019年11月時点)では、v1.13.0が最新
DLしたapkファイルをエミュレータ上にドラッグするか、エミュレータ起動中に、以下のadbコマンドを叩きます。

adb install -r Google_Play_Services_for_AR_1.13.0_x86_for_emulator.apk

うまくインストールされるとアプリの一覧に表示されます
SCREENSHOT_1574948695 3.png

そして、もう一度サンプルアプリを立ち上げると...
Screenshot_1574950058.png

無事、エミュレータでARアプリを動かせました!!!!
なぜか平面認識すると白くなるようです。他のアプリだとそうならないので、おそらくサンプルアプリの影響です。

エミュレータ内で動くためには以下のKeyを使います

platform key
mac option + WASD
Linux, Windows Alt + WASD
ちなみに、エミュレータの右にある「・・・」の中にあるVirtual sensorsで、センサの値を直接いじっても動きます。

API Levelを28以下にすると...

API Levelを29じゃなく、28や27でやった場合、
this device does not support ARと表示されてアプリが使えないです。apkファイルのバージョンを下げたらいけそう...って思ったのですが、そもそもGoogle_Play_Services_for_AR.apkを認識してくれませんでした。
知見ある方、コメント待ってます。

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