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新サービス「パケットベース」を使ってノーコードでAPI公開してみた

Last updated at Posted at 2025-07-23

先日、個人で新サービスを立ち上げました。

パケットベース - Packetsbase

パケットベース

組織間でデータを送受信でき、受け取ったデータをノーコードでAPI公開できるサービスです。
自分あてにデータを送れば、自分用にAPIサーバーを立ち上げることもできます。
制限はありますが無料で始められます!

パケットベースの概要

こちらを使って、ためしにノーコードでAPI公開してみたいと思います。

まずは登録

ユーザー登録

「パケットベース」への登録は簡単です。

パケットベース登録

名前とメールアドレス、好きなログインIDとパスワードを送信すると、メールアドレスが正しいか確認メールが飛びます。
メールに記載されたコードを入力すれば、登録完了です。

メールアドレスを使わず任意のログインIDを使うことで、認証情報を推測しづらくしています。

アドレスの登録

「パケットベース」では、一つのログインIDでいくつもアドレスを作ることができます。アドレスを使い分けて、取引相手を切り替えられます。

ダッシュボード

まずは右上の アドレスを作成 ボタンをクリックして最初のアドレスを登録します。

アドレス作成

アドレスはメールアドレスと同じ扱いになるため、使いまわされるとデータの誤送信の原因となります。そのため一度作ったアドレスは変更できず、削除しても使いまわせません。

アドレスが登録できると、データ(パケットと呼んでいます)を送受信する準備が整います。

API公開の準備

バスケットの登録

データ(パケット)をAPI公開するには、バスケットと呼ばれるいわゆるメールボックスを登録する必要があります。
取引相手に合わせて、またAPI公開する内容に合わせて、バスケットを使い分けることができます。

アドレス画面

登録する際は バスケットを追加 ボタンをクリックして登録を進めます。

バスケット追加

フィルターの作成

フィルターの機能を使うと、データ(パケット)を受け取ったときに、自動的にバスケットに割り振ることができます。
送信元や、データ構造を見て振り分けできるので、内容によって公開する・しないを切り分けたりできます。

フィルター画面

フィルターを追加する際は フィルター追加 ボタンをクリックすると追加できます。

フィルター追加

パケットの登録

では、API公開するデータ(パケット)を用意してみます。
パケットを登録するには、アドレス画面の 新規パケット ボタンをクリックします。

アドレス画面

パケット作成

パケットを自分のバスケットに入れるには、送信先アドレスを自分のアドレスに設定します。

データはJSONで用意します。今回はサンプルデータを使いました。

[
  {
    "id": 1,
    "mail": "admin@example.com",
    "memo": "管理者アカウント"
  },
  {
    "id": 2,
    "mail": "yamada@example.com",
    "memo": "山田さんのアカウント"
  },
  {
    "id": 3,
    "mail": "sato@example.com",
    "memo": "佐藤さんのアカウント"
  },
  {
    "id": 4,
    "mail": "tanaka@example.com",
    "memo": "田中さんのアカウント"
  },
  {
    "id": 5,
    "mail": "watanabe@example.com",
    "memo": "渡辺さんのアカウント"
  }
]

パケットはJSONのオブジェクト一つにつき1パケットになって格納されます。
複数のオブジェクトの配列の場合は、一つ一つパケットに切り分けられて格納されます。そのため、大量のデータを一気に登録することもできます。
また、ファイルからの読み込みにも対応しています。

API公開

公開APIの登録

バスケットが追加できたら、そのバスケットをAPI公開してみます。
API公開を追加 をクリックして登録します。

公開APIを登録
API公開する際にAPIキーを設定したり、アクセス制限したいIPアドレスを設定したりすることができます。
公開APIも、誤送信の原因となるため使い回しできないようになっています。

これで準備が整いました。
APIサーバーを立ち上げるのにわざわざコードを書かなくても、ノーコードでデータのAPI公開ができるようになっています。

実際にアクセスしてみる

では、公開されたAPIに実際にアクセスしてみます。
今回は試しにPostmanを使ってアクセスしてみましょう。

Postmanでの取得

公開APIのURLを入力して、メソッドはPOSTを選択、APIキーを設定したなら apiKey を設定します。
この状態で Send をクリックすれば、APIにアクセスできます。

データ取得

このようにデータ取得ができました。

絞り込み、ソート、件数指定

公開APIは、絞り込みやソート、取得件数の指定をすることができます。

パラメーター

  • 絞り込み:query パラメーターを指定します
    単純なキーワード検索のほか、JSONPathでJSONデータを特定して値を指定することもできます
    例:$.id==3
  • ソート対象:sort パラメーターを指定します
    こちらはJSONオブジェクトの第一階層にあるデータで指定します
    例:id
  • ソート順:order パラメーターを指定します
    ascdesc を指定できます
  • 取得件数:number パラメーターを指定します
    数値で指定します
  • ページ数:page パラメーターで指定します
    number x page で表示開始箇所が特定されます

さいごに

いかがでしょうか?機能はシンプルですが、その分簡単にデータのやり取りやAPI公開ができるようになっています。

パケットベース - Packetsbase

制限はありますが基本無料で使えるので、よかったら使ってみてくださいね!

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