StorageCraftの展開するバックアップソフト。ShadowProtectのUDP転送機能(レプリカ機能)を軽く試してみたのでレポート。
WAN跨ぎのレプリカが多いと思うのでSoftLayerの東京データセンタとワシントンデータセンタ間でのテストとしました。
プライベート側は100Mbのネットワークが標準だけど、これだと面白くないので10Mbに落としてテスト。
遅延は概ね145msにてガチ安定しているような状況なので、一般的なインターネットVPNよりはネットワーク環境としては恵まれていると言えるかも。
遅延に関しては国内のインターネットVPNの4-5倍程度あると考えてもらえればと思います。
概ねの作業手順は以下のpdf通りです。
◆バックアップ対象のサーバ(今回はバックアップ対象サーバのDドライブにバックアップを取得)
・ShadowProtectをインストール
・バックアップ先ストレージの設定(今回はローカルのDドライブ)
・ImageManagerのインストール(要.net環境)
・バックアップの取得
◆レプリケート先のサーバ
・ShadowStoreamをインストール
・admin以外のユーザを作成
・レプリケートを受ける共有の設定
暗号化や圧縮、ベースイメージ転送を行うか否かの設定を行います。
10Mbの帯域を使いきっていますね。まずい場合はスロットリングも可能です。
ImageManagerのプロセッサ使用率が高いですが、本環境は1vCPU構成ですので…メモリの消費は非常に少ないと言えます。
バックアップファイルサイズは概ね25GBだったから、効率90%程度と仮定すると6.5時間ぐらいかかるのかな?
特に圧縮とか効いてない感じだと、最初はフルに時間かかっちゃうのかな?
VMwareコンバーターのコンバート元イメージとしてもサポートされているShadowProtect。
VSS技術は古くから実績があるし、大好きなソフトの一つです。
もうちょっといじってみよ。