こんにちは!
今回はセキュリティ対策としてゼロトラストネットワークについて紹介します!
最後まで読んでいただけたら嬉しいです!
1,ゼロトラストネットワークとは何か?
ゼロトラストネットワーク(Zero Trust Network)は、情報セキュリティのアプローチであり、ネットワーク内の全てのデバイスやユーザーを信用せず、信頼関係なくセキュリティを確立することを目的としています。伝統的なセキュリティモデルでは、内部ネットワークと外部ネットワーク(通常、インターネット)の間に明確な境界があり、内部のリソースには信頼がおかれていました。しかし、ゼロトラストネットワークでは、ユーザーやデバイスがネットワークに接続する際に常に認証と認可を必要とし、内部ネットワークでもトラフィックの可視性と制御を行います。
2,ゼロトラストネットワークの主な原則
- 最小特権の原則
- ユーザーとデバイスは、必要な権限だけを持ってアクセスでき、余計な権限を持たないようにします。
- マイクロセグメンテーション
- ネットワークを小さなセグメントに分割し、セグメント間の通信を制限することで攻撃の拡大を防ぎます。
- ゼロトラストアーキテクチャ
- ネットワーク内のリソースへのアクセスは、常に認証、認可、暗号化された通信を経由します。
- 可視性と監査
- ネットワーク内でのトラフィックをモニタリングし、不正なアクティビティを早期に検出します。
- セキュリティ分析とインテリジェンス
- ユーザーとデバイスのアクティビティを分析し、異常な挙動を検出するためのセキュリティインテリジェンスを活用します。
3,ゼロトラストネットワークの実装パターン3選
・ゼロトラストセグメンテーション
ネットワーク内のリソースをセグメント化し、セキュリティポリシーに基づいてアクセスを制御します。セグメンテーションは、ネットワーク内の各セグメントがお互いにアクセスする前に認証と認可を要求します。
・マイクロセグメンテーション
マイクロセグメンテーションは、ネットワーク内のセグメントを非常に小さなセグメントに分割する方法です。各セグメントは独自のセキュリティポリシーを持ち、セグメント間の通信は最小限に制限されます。
・ゼロトラスト認証とアクセス制御
ユーザーとデバイスのアイデンティティ管理を強化し、ゼロトラスト認証とアクセス制御ポリシーを設定します。これにはマルチファクタ認証(MFA)の導入も含まれます。
参考:
・https://www.zscaler.jp/zpedia/how-to-implement-zero-trust
・https://www.ashisuto.co.jp/security_blog/article/202110-zerotrust3.html
4,ゼロトラストネットワークの将来性
今回は4個の将来性を紹介します。
・セキュリティの進化
ゼロトラストネットワークは、伝統的なネットワークセキュリティモデルの不足点を補完し、新たな脅威に対応するセキュリティフレームワークとして注目されています。将来のセキュリティ脅威に対応するために、ゼロトラストの原則が採用されるでしょう。
・モバイルとクラウドの普及
ユーザーはモバイルデバイスやクラウドベースのアプリケーションを利用することが増えています。ゼロトラストは、ユーザーの場所やデバイスに依存しないセキュリティを提供し、モバイルとクラウドの普及に合わせて重要性を増します。
・コンプライアンス要件の増加
データプライバシーやセキュリティに関する法規制が増加しており、組織はコンプライアンス要件を満たす必要があります。ゼロトラストは、これらの要件を満たすためのセキュアなアクセス制御を提供します。
・リモートワークの拡大
COVID-19の影響により、リモートワークが一般的になりました。ゼロトラストは、リモートワーカーへのセキュアなアクセスを実現し、遠隔での作業をサポートします。
5,終わりに
以上で、ゼロトラストネットワークについての紹介を終わります!
今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
では、また次の記事で〜!