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NextCloudの外部ストレージとしてConoHaのオブジェクトストレージを使う

Last updated at Posted at 2021-02-16

はじめに

この記事はNextCloudの外部ストレージとしてConoHaオブジェクトストレージを使う手順というか方法を記した記事になります。

NextCloudのインストール方法などの説明はありません。
すでにインストールができている前提で解説を進めます。
インストールがまだの場合や、ConoHaオブジェクトストレージに契約してない場合は、他のサイトを参考にしてインストール、契約をしてください。

Nextcloud: 20.0.7

External storage supportをインストールする

NextCloudのアプリから「External storage support」というアプリをインストールします。
若しくは有効にします。

これで、S3などを外部ストレージとして使うことができます。

設定を入力する

設定の「外部ストレージ」からフォルダ名を適当に入力して「OpenStack ObjectStorage」を選びます。
OpenStack v2を選んで、設定の項目を入力していきます。
一番上から「Object Storage Service」「tyo1」「何でもいい」「なんでもいい」「APIのユーザー名」「APIのパスワード」「テナント名」「 https://identity.tyo1.conoha.io/v2.0 」とします。
/tokensは必要ありません。

image.png

これで完了...というわけではなく、エラーが出ます。

phpファイルを編集する

lib/private/Files/ObjectStore へFTPなりSFTPなりでアクセスします。
そこにある、SwiftFactory.phpをダウンロードします。

SwiftFactory.phpを適当なエディタで開きます。

62行目にこのような記述があります。

SwiftFactory.php
//...
//62行目ぐらい
	public const DEFAULT_OPTIONS = [
		'autocreate' => false,
		'urlType' => 'publicURL',
		'catalogName' => 'swift',
		'catalogType' => 'object-store'
	];

この'catalogName' => 'swift','catalogName' => 'Object Storage Service',に書き換えます。

書き換えたら、先程の場所(lib/private/Files/ObjectStore)に上書きアップロードします。

これで、再度設定すると、今度はエラーなく通るはずです。

追記1)
ConoHaオブジェクトストレージだけにしか使わない場合は、こちらでいいと思いますが、他のObjectStorageとかのやつに使えなくなると思います。
他で使う予定がある場合は、おすすめしません。

追記2)
NextCloudのアップデートがある毎に書き換える必要があります。

原因を考える

APIの結果の一部分がこちらです。

tokens
{
    "endpoints": [
        {
            "region": "tyo1",
            "publicURL": "https://object-storage.tyo1.conoha.io/v1/nc_<
テナントID>"
        }
    ],
    "endpoints_links": [],
    "type": "object-store",
    "name": "Object Storage Service"
},

おそらくですが、NextCloudでは、APIの結果を『「object-store」で検索をして「swift」と引っかかったものを使う』的な処理をしているんだと思います。

ですが、ConoHaのAPIの結果は「Object Storage Service」なので、エラーが出て使えない...っていうことだと思います。

スペシャルサンクス

  • ConoHaのサポートに投げて「トークン発行するリンク(項目名は「認証エンドポイント」のリンク違うよ」と教えてくれたサポートの人
  • 拙い文章だけど読んでくれた人
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