本日の記事は Power Apps で作成したアプリが、まるでローカルインストールのアプリケーションみたく利用可能になるよ、っていう話題です。
前提条件
新型 Edge(Edge Chromium版)を利用します。
設定手順
新型 Edge(Edge Chromium版)がインストールされている前提で以降進めます。
1. 新型 Edge で対象のPower Appsアプリを起動する
make.powerapps.com からアプリ一覧などを経由して、利用したいアプリを起動します。編集モードではなく、利用者のモードで起動してください。以降の参考イメージは JPPUG コミュニティーサイト のRSSを取得して表示する Power Apps アプリです。
2. 右上の[・・・]をクリック → [アプリ(A)] → [このサイトをアプリとしてインストール]
3. インストール名を入力して[インストール]を押下
個人的に、このインストール名は半角英数字で開始するのが良いと考えています。理由は後述!
4. 画面で表示していたアプリがアプリケーションとして独立します
5. Windows のデスクトップにショートカットが自動生成される
6. Windows スタートメニュー(Winキー押下)でアプリ名で検索も可能
インストール名を半角英数で開始するのが良い、と個人的に考えている理由がコレです。日本語などのマルチバイト文字でも検索は可能なのですが、半角英数のが入力早い・・・のは当方だけでしょうか?(;^ω^)
事前に Edge で Power Apps を利用するユーザーのプロファイルを作成しておくことで認証をパスすることができます。プロファイルを設定済みであれば認証レスで、Winキー → キーパンチ → Power Apps アプリ の起動、という導線が確保できます。わざわざブラウザーを立ち上げる必要が無い!便利!!
アンインストール
該当アプリを起動した状態で [・・・] から [アンインストール] を選択することでアンインストールすることが可能です。
新型Edge を入手する方法
残念ながら、日本ではWindows Updateによる配信は海外に比べると遅くなるようです。自己責任で個別にダウンロードしてアップデートすることが可能です。詳しくは下記サイトをご確認のうえ、そのリンク先へどうぞ。
キッカケとなった出来事
1/20(月) 第16回 JPSPS SharePoint/Office365名古屋分科勉強会 at GeekBar にて登壇された どぅ和尚(@just_du_it) のセッションで初めて知ったんですね、この機能。登壇資料が公開されているので、下記からご確認ください。
注意 hidenavbar=true は無視される
Power Apps アプリの起動URLへパラメーター指定すると Office 365 のバーを非表示にできる「hidenavbar=true」ですが、アプリケーションとしてインストールした際に無視されてしまいました。そのため、アプリとしてインストールしたモノを起動すると365のバーが表示されてしまいます。
ちょっと残念。気にしなければ良い、と言われてしまえばソレまでなんですが・・・間違ってアプリランチャーやサインアウトなんてクリックしたくないですよね。。。URLパラメーターを上手く渡せる方法があれば嬉しいんですが、記事投稿時点では発見することができませんでした。
まとめ
- 新型 Edge はステキ
- Office 365(AAD)のアカウントでプロファイルを作成可能
- Power Apps 利用時にワザワザ認証をパスする必要がなくなる!
- 新型 Edge の「このサイトをアプリとしてインストール」を利用すると、Power Apps のアプリがまるでローカルアプリのように起動できる
- ”hidenavbar=true”のようなURLパラメーターは記事投稿時点では無視される
えぇ、Power Apps が云々っていうよりも、新型 Edge の機能ですね。他のウェブサイトも前述の手順でアプリとして登録することが可能です。
このテクニック、AADの認証がパスした状態でWinキー等からローカルアプリのように利用可能になるので、頻繁に利用するようなアプリを登録しておくと生産性が爆上げしそうじゃないですか?是非、お試しくださいませー。
それでは、皆さま。素晴らしい Power Platform Life を!