知人との作品作りでインフラ部分を担当しましたので、SORACOMの部分を中心に解説します
ラズパイ起動時にSORACOMへ自動接続
L-02CをUSBモデムとして利用できるように設定します
sudo apt-get install wvdial eject
sudo modprobe usbserial vendor=0x1004 product=0x618f
sudo eject sr0
sudo chmod 666 /dev/ttyUSB*
soracomへの接続設定をwvdial.confに書き込みます
sudo nano /etc/wvdial.conf
以下の内容に変更します
[Dialer Defaults]
Init1 = ATZ
Init2 = ATH
Init3 = AT+CGDCONT=1,"IP","soracom.io"
Init4 = ATQ0 V1 E1 S0=0 &C1 &D2 +FCLASS=0
Dial Attempts = 3
Stupid Mode = 1
Modem Type = Analog Modem
Dial Command = ATD
New PPPD = yes
APN = soracom.io
Modem = /dev/ttyUSB2
Baud = 460800
ISDN = 0
Phone = *99***1#
Username = sora
Password = sora
Carrier Check = no
ラズパイ起動の90秒後にwvdialを実行する内容をrc.localに追加します
sudo nano /etc/rc.local
sleep 90
sudo wvdial &
PC(自宅のネット回線)からRaspberry Pi(SORACOM回線)にVNCリモート接続
SORACOMユーザーコンソールにログインしオンデマンドリモートアクセスを有効にします
VNCなので5900を指定しました
構成されたアドレスおよびポートをVCNで指定、ラズパイにアクセスできます
リモートで黒電話ユニットを起動
1)ngrokを起動しURLを取得しコピー
2)pythonスクリプト起動時にパラメーラーとしてURLをペースト
3)TwilioのwebコンソールでWebhookのパラメーターにURLをペースト
4)SIPクライアント(linphone)の起動
黒電話ユニットが起動し、受発信の待機状態になります
組み込み系の知人が、黒電話の信号などをガッツリ解析し
プログラムしている様子はこちらをご覧ください
背負子をDIY!!
電源:UPSの使用済みバッテリー(ショルダーバッグに収納!)
小道具:麦わら帽子、スーパーカブ(昭和感の演出にはこれ必須!)
まとめ
知人に誘われ作品作りに加わりました。
ほとんどがZoomでのやり取りで
Webカメラを複数同時使用、初めてのオシロスコープ測定、
コマンドの実行画面や、黒電話の操作映像を、OBSで1つの画面に取り込んで録画、
などなど初めての作業で大変でしたが、楽しい時間を過ごせました。
参考にさせていただきました
スーパーカブc70dx(通称カモメカブ)について