プロフィールにも書きましたが、私は視覚に障害があるため画面を見ての作業をすることができません。
そのためスクリーンリーダーと呼ばれる画面の文字を合成音声で読み上げるソフトを使い、画面の様子を把握しながら作業しています。
Windows8以降ではナレータと呼ばれるソフトが標準搭載され、セットアップを自力で行うことも可能になっています。
私は日常的にNVDAを使用しています。
前提条件
スクリーンリーダーを使用する以上一般的な方法がそのまま使えるとは限りません。 (Android Studio はNGでした) これはソフトの特性上文字へのアクセスは得意なものの、画像は苦手なためです。 例えば、テキストデータは容易に閲覧できますが、PDFは閲覧が難しいです。 そのため、環境を整える段階から適したものを探す必要があります。 つまり、インストールする段階、作業途中の様子、結果を知りえることが条件です。現段階でのベストな方法
前置きが長くなりましたが本題です。準備
以下の物を使用します。- JAVA SDK
- http://www.oracle.com/technetwork/java/javase/downloads/index.html
- Android SDK
- https://android-sdk.en.uptodown.com/windows/old
- node.js
- https://msdnshared.blob.core.windows.net/media/MSDNBlogsFS/prod.evol.blogs.msdn.com/CommunityServer.Blogs.Components.WeblogFiles/00/00/01/18/73/metablogapi/0285.image_2903EE50.png
- Monaca Debugger (Android用)
- https://play.google.com/store/apps/details?id=mobi.monaca.debugger&hl=ja
またnode.jsを使って Cordova と Monaca CLI もインストールします。
Cordova開発環境の構築
Cordovaに関連する内容は- Visual Studio Code を使用した Cordova 開発 – monoe's blog
- https://blogs.msdn.microsoft.com/osamum/2016/02/01/maclinux-visual-studio-code-cordova/
Monaca関連
MonacaはHTML5とJavaScriptを使ってハイブリットアプリが開発できるサービスです。 ろーかる・ウェブどちらからも利用することができます。 残念ながら、どちらもスクリーンリーダーでは十分に操作することができません。 ですが、Debuggerとコマンドラインツールは便利なので使用します。 サービスを利用するために下記にてアカウントを作成します。- Monacaへようこそ | MonacaでHTML5モバイルアプリ開発
- https://monaca.mobi/ja/register/start
続いて
https://docs.monaca.io/ja/manual/development/monaca_cli/overview/#install-monaca-cli
を参考に Monaca CLI をインストールします。
最後にAndroid端末に
をインストールします。 このデバッガーはリアルタイムにパソコン内のプロジェクトを実行することができます。 パソコンとAndroid端末が同一ネットワークに接続していることが必要条件です。 ビルド不要で実機での動作確認をすることができる優れものです。