#概要
前回の記事では、Oculus Questのハンドトラッキングを使用して開発したアプリを一つご紹介しました。
今回はその続きで、新たに開発したアプリをご紹介していきます。
#開発環境
- Windows10 Home
- Oculus Quest
- Unity 2019.2.6
#ハンドトラッキングと音楽
音楽を始めたての初心者の人は、上級者の人はどのように手を動かしているのかということを少なからず考えたことがあると思います。著者自身もギターを弾いていて、どうやって弦を押さえているのか、ストロークはどうやっているのかなど、よう〇べの動画を見ながら必死に練習したのはいい思い出です。
演奏中の手の動きのアーカイブを取っていつでも再生できるようにするだけでも需要はありそうだし、演奏者と同じ目線に立って動きの確認ができるのでより効率的に習得できるのではないかと思います、、、そんなことを考えつつ早速アプリ開発!!今回はピアノとドラムを作成してみました。
####(楽器に触れて音が出る、、それだけでも楽しそう!という単純な思考で作ろうと思ったわけじゃないんだからね!!)
まずはモデルを用意!!前回と同じく標準のProbuilderでモデルの制作を行いました。
そして、各楽器のキーを配置し、手との当たり判定をつけていきます。
###完成
#所感
触れて音が出るだけだが、十分楽しめるものになっていました。しかし、キーボードと同様に課題も多くありました。大きな課題として、どちらも高速で手を動かすことが多いので、手の認識が追い付いていないことや、またドラムでは、叩き方として手をクロスしながら引くことが多く、そもそも手が検出されないことなど(根本的にだめじゃん、、、)
これですべてを補うことは正直不可能であると感じました。しかし、部分的にハンドトラッキングの技術を取り入れることで演奏技術の習得を効率的に進められる楽器や指導方法などがあるのではないかと、可能性を感じることはできました。
やはりエンタメに寄せていった方が良いのかな、、、?
アプリ自体の出来は悪くないと思ったので、これからもさらに拡張していこうと思います。