#概要
前回の記事では、Oculus Questの操作をコントローラーからハンドトラッキングへ切り替える方法と、Unityでハンドトラッキングのアプリ開発を行うための設定方法について記載しました。今回は、そのハンドトラッキングの技術を使ってUnityで簡単なアプリを作ったので簡単にご紹介します。
※細かい制作の部分は飛ばしています。
重要なのは何に使えるのかを考えること!!
それを考える上でこの技術でどんなことができるのかを知らなければ話にならないので、アプリを作って学んでいきます。
#開発環境
- Windows10 HOME
- Oculus Quest
- Unity 2019.2.6
#ハンドトラッキングとキーボード
VRで何か文字を入力する場合、空間上に浮かぶキーボードの文字にコントローラーから出ているポインターを合わせてトリガーを引くことが一般的ですが、VR空間上でも物理的なキーボードと同じようにkey入力ができれば寝ながらでも仕事ができる、、、!! 寝ながらでもできる、、、
###シゴトノコウリツカノタメニツクリマス
まずはキーボードを用意。
著者はどうしても無課金でコンテンツの作成をしたかったため、Unityに標準で搭載されているProBuilderを使ってモデルの制作をしました。そして、キーボードの各キーを配置し、手との当たり判定をつけていきます。
###完成
#所感
ハンドトラッキングの検出が常時成功していないので、キーボードをタップしたときに2、3回連続でキー入力される時があったり、隣のキーを誤って入力したりと課題が多く残った。
何人か体験もしてもらったが、感想の多くが使いにくいや入力したときに手に何の感触もないことに違和感を感じる人が多かった。一方で可能性は感じるという感想をくれる人もいた!(この感想だけでやっていける、、、)
現代人はキーボードに慣れているためその差異で使いにくいのではないかと感じた。そのため赤ちゃんの頃からVRのキーボードを使わせていたらそっちがスタンダードになって物理的なキーボードの方が使いにくいって言うのかなと考えつつ今回はここまで!!
次回二つ目のアプリに続く