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Webアクセシビリティ

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はじめに

今回、WEBアクセシビリティについて気になったので調べてみました。簡単な内容ですがまとめてみました。

Webアクセシビリティとは

PC・スマホの普及でWebで情報の取得が当たり前になっている中で、文字が読みにくいかたや耳が聞こえにくいかたなどがWebから情報を取得する際にアクセシビリティが確保されていないと情報格差を招くことになります。

また、障害のある方に関係なくても使いづらい状況は発生する事があります。例えば怪我をして一時的にデバイスの使用が困難な時、屋外での劣悪な環境での使用、心身の状態、状況によって使いやすさは左右されます。

WEBアクセシビリティの考え方は、心身の障がい・年齢に関わらず誰もがWebを利用でき情報を取得できることが第一に考えられています。

W3CというWeb技術の標準化を推進している団体が定めたWCAGというWEBアクセシビリティーのガイドラインがあり、アクセシビリティに対応するための推奨事項が掲載されており、これに準拠することによりアクセシビリティを確保できるとなっています。また、JISによるWEBアクセシビリティも同様に公表されています。

WCAG

W3Cから2021年1月21に、WCAG3.0が公開されました。

WCAGは略称で正式名称は、
Web Content Accessibility Guidelines

A〜AAAの適合レベルが用意されており。
レベルAが最低限の達成基準でレベルAAAが最高の達成基準となります。

また、レベルAを満たしていないとページを閲覧できない人が出てくる可能性があり、逆にレベルAAAの中には、適合することは難しいとされているものがあります。

ではどんな基準があるのか、WCAGによる達成基準の例を一部紹介します。

レベルA

  • エラーメッセージでエラー箇所、修正方法を明示する。
  • キーボードのみでも操作可能であること
  • 動画に字幕をつける
  • 画像に代替テキストをつける
  • リンクテキストはリンク先がわかるように表記する。
  • 読みやすいように見出し、リストなど文章構造を正しくマークアップする
  • ページ内容がわかるタイトルの設定 レベルAA
  • 文字色と背景色のコントラスト比が4.5:1以上である
  • キーボード操作時はフォーカスインジケーターを表示する レベルAAA
  • セキュリティの確保が必要な場合、制限が必要不可欠な場合などを除いて入力方式の制限をしないこと その他にも達成基準がガイドラインに多く掲載されています。

JIS X 8341-3

正式名称は、
高齢者·障害者等配慮設計指針-通信情報における機器、ソフトウェア及びサービス-第3部:ウェブコンテンツ
現在、投稿時点ではJIS X 8341-3:2016が最新です。
こちらもWCAGのように、適合レベルがあります。

最後に

調べていてわかったことは、デザインをどれだけ凝ったとしてもユーザーが使いやすいかどうかも考えなればいけないと知ることができました。

また、すべての基準を満たすことは難しいので、基本的なに実践できる項目の達成など、実践できる項目から実践することが重要で、WEBアクセシビリティに対応できると思います。
詳しく知りたい方や気になった方は、各サイトのURLを載せておきますので参考になれば幸いです。

参考文献

・エーイレブンワイ
https://weba11y.jp/basics/
・WCAG2.1日本語訳版
https://waic.jp/docs/WCAG21/
・WCAG2.2
https://www.w3.org/TR/WCAG22/
・ウェブアクセシビリティ基盤委員会
https://waic.jp/

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