Salesforceについて、識者からちょっと話を聞いたのでメモ
そもそも
- 導入前に設計が必要。
- = 設計できる人材が必要
- ただ単に「使えば、導入すれば解決」というツールではない
- 既に不適切な運用がされている中でテコ入れしていくのはしんどい。
ツール導入前
- 「個人」対「個人」のやりとり
- もしこちらの担当者が異動などで変わったら、個人単位では「はじめまして」のやり取りになる
- 個人との関係の上ではそれでもいいが、法人としてやりとりする上では間違い
- すでに取引がある法人に対して「はじめまして」の関係ではないため
ツール導入後
- 「法人」対「法人」のやり取り
- 実際は、「ツールを導入している法人」対「個人」が多い
- 個人はあくまでも法人の代理人
- 集合知がツールに集約されており、それを活用してやりとりをする
- 担当者が変わっても、引き継いで続きからやり取りが出来る
化粧品会社の例
- 担当者のYが取引先Tに化粧品Aを売った
- 担当者Yが異動になり、新たにWが担当者になった。
- 新たに化粧品Bが販売されることになった。
- 担当者WはSalesforceから情報を取得し、「はじめまして」から行うことなく、取引先Tに「以前、化粧品Aをご購入いたただきましたが、このたび新たに化粧品Bを発売致しました」と、新商品の化粧品Bの提案・情報のアップデートの連絡をスムーズに行うことができる
情報分析
- たとえば「商品」の情報があり、「購買」を経て最終的に「請求」のデータになる
- 「購買」には買った人、どこで買われたか、いつ買われたかといった情報が紐付けられている
- 請求データには分析のためのカラムが追加される
- いつ、だれが、どこでといった分析ができる
- どこが一番売れているのか、誰が一番買っているのか、誰が作ったものが好評なのかなどが分析できる
→ 取引を通じて最終的に生成されるデータを分析し、新たな戦略として活用していく
最終的なデータをスムーズにトップに伝えて、新たな戦略を各部署に素早く伝えていくのが業務ツールの本質。
アカウント管理
他社との契約書は基本的に紙ベース。それを管理するためのツールでもある。
- 法人の基本データ
- 契約書のデータ
- アカウント検索して、契約書をすばやく取り出せる
紙ベースのままだと
- どこにおいたっけ
- バインダーにあるんだっけ
- ファイルに挟んでるんだっけ
などが発生する
まとめ
※集合知となる部分にデータを入れていく・入れてもらう仕組みづくりがもちろん必要
取引レベルだと
- 集合知から情報を取り出す
- 情報を元に、担当者が変わろうと取引先とスムーズな関係を保ち、顧客満足度を高めることが出来る
経営戦略レベルだと
- 成果を素早く集約し、分析することで、短い周期で新たな戦略を打ち出すことができる