導入
ITはInformation Technologyの略で「情報技術」の略である。
情報を利用したサービスがたくさんあるが、情報の整理・分類の部分をサービスとして押し出しているものは少ないように思える。
データ自体はサービスの内部的にはDB上に整理・分類されているはずだが、
利用者側では検索・抽出時にその一部に触れられるだけである。
もっと利用者にとっての「整理・分類」に目を向けるべきではないかと思う。
情報技術という割には、その点について技術が全然使われてない気がする。
ストック機能・はてなブックマーク
Qiitaにはストック機能がある。
気に入った記事を自身のページに留めておく機能だ。
ストック機能は、その名の通り記事をストックするための機能であり、
用意されている機能としてはそれがほぼ全てである。
が、利用者としては「ストックしてはい終わり」の機能ではない。
何のためのストックかといえば、「再度閲覧するため」である。
ストックするだけして、再度見ないのであればまったく意味がない。
ストック記事として一覧化されたリンクをクリックして、再度閲覧してこそ意味がある。
再度読む気がなければ、ストックしない方がマシだと個人的には考えている。
はてなブックマークも同じだ。ブックマークして終わりではなく、内容を読んでこそ意味がある。
再度読む必要がなく、一度消費して終わるような記事なら、ブックマークしておく価値はあまりない。
ストックが役に立つ瞬間は、それが必要な時に「そういえばこの処理に使えそうな記事があったな」と思い出して、
ストック一覧から記事を取り出した時だ。
そういう意味では、利用者側が(記事内容を忘れていたとしても)ストックしたことを覚えていないと意味がない、とも言える。
再度閲覧させるための工夫「通知」
Qiitaで記事をストックすると、ストックした記事が更新された時に通知が飛んでくる。
この通知機能のおかげで、少なくとも更新があった記事については自分がストックしている事を把握できるようになっている。
また、通知のリンクからも記事に移動できるようになっている。
ここは良い点と言える。
検索はできるが分類できない
さて、導入部で言及した「整理・分類」についてはどうだろう。
ストック一覧には確かにリスト化されているし、検索も可能である。
が、利用者側で整理・分類について介入できない。
- カテゴリー分け
- ラベル付け
- フォルダ分け
のような機能が用意されていない。
他のブックマーク系サービスもそうなのだが、「溜め込むだけ溜め込める」のだが、
その後の整理・分類については非常におざなりだと思う。
「再度閲覧する」ためには、溜め込んだ後の整理整頓こそ肝だと思うのだが、
文字列検索できればいい、という状況である。
自分にとっての分類分けをしたいという欲求が叶わないのだ。
というわけで
今後は「ストックできる」だけではなく、「利用者独自の整理・分類ができる」方式になっていくべきだし、
そういうサービスを作れば受けると思う。
ていうかそもそも
コンピュータのファイル整理方法について、
フォルダ方式とタグ機能がまともに使えるようになるのはいつなんですかね……
- タグ分類による仮想フォルダの生成
- フォルダにもタグ付け
- タグのリストから1クリックで抽出・整理
この辺ができるフリーソフトが全然見当たらない…。