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キーボードのお話

Last updated at Posted at 2016-12-05

WithOne AdventCalendar 6日目の記事です。

今回は技術的なお話ではありませんが、エンジニアである皆さんが業務で必ず使う「キーボード」について少し書いてみようかなと思います。皆さんはどんなキーボードを使っていますか?

キーボードの種類

一重に「キーボードの種類」といっても色々な項目があり細かくは説明しきれないため、ここではキーボードを選ぶ際に特に気にするであろう項目だけ載せておきます。興味のある方はぜひ調べてみてください。

  • キースイッチ
    • メンブレン(一般的なものはこれ、比較的安価)
    • パンタグラフ(薄い、ノートパソコンなどで採用)
    • メカニカル(キー1つ1つにスイッチ配置、スイッチに種類がある)
    • 静電容量無接点方式(高い耐久性と打ち心地、高価)
  • キー配列
    • 日本語配列
    • 英語配列
    • 日本語/英語どちらでもない
  • テンキー
    • テンキーあり
    • テンキーなし
  • 接続
    • 有線(USB、PS/2)
    • 無線(Bluetooth、USBレシーバをPCに挿すタイプなど)
  • 形状
    • 通常(いわゆる普通のキーボード)
    • エルゴノミクス(人間工学に基づいて使いやすいとされる形状)
    • 真ん中で2つに分離するもの(エルゴノミクスの一種)

有名なキーボード

キーボードと言えば?という話題で比較的よく挙げられるキーボードをいくつか紹介してみます。

東プレ「Realforce」

高級キーボードの代名詞。キースイッチには静電容量無接点方式が採用されており、打ち心地と耐久性を兼ね備えています。形状は一般的なキーボードですが、日本語配列/英語配列、テンキーあり/テンキーレスなどラインナップも豊富です。

FILCO「Majestouch」

メカニカルキーボードといえばこちら。キー1つ1つにスイッチが配置されているのですが、そのスイッチにはいくつか種類がありスイッチの色で分類されます。代表的なのは、

  • 青軸 ... スイッチ感があり、押す度に「カチ」とクリックしたような音が鳴る
  • 赤軸 ... スイッチ感はなく、キーは軽め
  • 茶軸 ... 青軸と赤軸の中間くらい、程良いクリック感とキーの重さ

で、これ以外にもキーの重さ違いなどで別色があります。(黒軸、白軸とか)

PFU「Happy Hacking Keyboard」

通称「HHKB」、俗に変態配列と呼ばれる少し変わったキーボード。キーの数が60個と極端に少なくテンキー、F1などのファンクションキー、矢印キーなどがありません。(Fnキー+特定のキーで代替)
私はこれを使っていますが、使ってみると実はそんなにおかしなキー配列でもなく、使ってたらすぐに慣れました。
キーが少なくかなりコンパクトなため、手の移動範囲も少ないですし、机を広く使えるのもメリットかと思います。

上記以外にもMicrosoftはエルゴノミクスキーボードで評価が高いですし、ロジクールは比較的安価で豊富なラインナップが用意されているので愛用者も多いかと思います。

良いキーボードってなんだろう?

高価なキーボード=良いキーボード、なんてことは決してありません。
多くの人が勧めるキーボード=良いキーボード、でもありません。

高価ということは機械的に優れていたり、内部的にすごい技術が使われていたりするのでしょう。多くの人が勧めるということは、きっと優れた機能を持っていたり、何かしら魅力があったりするのでしょう。

私は今はHHKBを気に入って使っていますが、今までで一番手に馴染んだキーボードはHHKBでも有名なキーボードでもなく、PCを自作した時にパーツ屋でサービスでもらった無銘のメンブレンの109キーボード(きっと1000円以下)です。

数年酷使した結果、リターンキーが潰れてしまい微妙な角度で押し込まないと認識されない状態になってしまいましたが、そんな状態でも使いやすかったし愛着もあって使い続けてました。最後はどこかが断線したのか全く言うことを聞いてくれなくなり廃棄しましたが。。

キーボードは道具、結局のところ「自分が使いやすいかどうか」「愛着を持って使い続けられるかどうか」が大事だと思っています。
(ただ「愛着を持って使い続けられるかどうか」という点で、見た目は実はかなり大事かなと思ってはいます)

おわりに

値段はピンキリ、形状もデザインも打ち心地も千差万別、そんな中から皆さんも自分の手に合うキーボードを探してみませんか?

プログラム技術が身につく訳でもないし、タイピング速度が飛躍的に向上する訳でもないけれど、我々エンジニアが長時間を共にするキーボード、お気に入りの一品が見つかれば、きっとプログラムも楽しくなると思います!

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