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VSCodeのクイックオープンを使いこなす

Last updated at Posted at 2025-01-06

image.png

Visual Studio Codeの便利機能の一つである「クイックオープン」は、ファイル数が多いプロジェクトでも、ファイルの検索をスムーズに行える強力なツール。本記事では、クイックオープンの基本的な使い方から、応用的な使いこなしについて解説します。


基本的な使い方

  • Windows/Linuxの場合: Ctrl + P
  • macOSの場合: Cmd + P

このショートカットでパレットを開くことができます。

パレットが表示されたら、開きたいファイル名を入力するだけで、簡単にファイルを開くことができます。ファイル名は完全一致でなくてもよく、一部が合っていれば、似ているファイル名の順に一覧表示します。


「最近開いたもの」順に表示されるから便利

オープン済みのファイルをまた編集する場合、サイドバーの『開いているエディター』を使うエンジニアが多いと思いますが、多くのファイルが並ぶ中、目視で探すのは疲れる作業です。クイックオープンでは、直近で作業したファイルが上位に表示されるため、この負担を大幅に軽減できます。

具体例: Laravel・CakePHPのようなMVCフレームワークで開発を行う場合を考えてみます。MVCフレームワークでひとつの機能改修を行う場合、複数のファイルに実装が分散するのが普通です。

  • テンプレートファイルの編集: ビューのデザインを調整するためにテンプレートファイルを開く。
  • モデルの確認: バリデーションをきめ細かく実装するために、モデルとテンプレート、マイグレーションの間を行き来。また、フィールドを追加したり、フィールド名を変更する必要が生じることも多い。
  • マイグレーションの変更: フィールド構成を試行錯誤するためにマイグレーションファイルを開く。そしてまたモデルやテンプレートを調整する。

これらを頻繁に行き来する際、クイックオープンを利用すれば、対象ファイルへスムーズにアクセスできます。「さっき開いたファイルをまた開く」であれば、ほとんど画面を見ずに開くことができます。

リファクタリング作業の大きな味方!

ファイル間の行き来にストレスを感じなくなれば、肥大化したclassを粒度よく分割していくのも億劫でなくなります。例えば、巨大なコントローラを処理ごとに分割すると、複数の関連ファイルを頻繁に行き来することになりますが、クイックオープンを活用すれば簡単です。


その他の便利な使い方

クイックオープンには、さらに便利な機能があります。

クイックオープンには、行番号や記号に移動する機能があり、特定のコード行やシンボルに素早くアクセスできるため、大規模なファイルを扱う際に非常に効率的です。

  1. 行番号に移動する
    ファイル名の後に、:を付けて行番号を記入すると、指定した行に直接移動できます。たとえば:

    quick open
    index.php:25
    

    これで、index.phpの25行目に移動します。

  2. シンボルに移動する
    @を入力すると、現在のファイル内で利用可能なシンボル一覧が表示され、メソッドやプロパティなどにスムーズに移動できます。

    quick open
    @edit
    

    上記の例だと、editメソッドに直接ジャンプできます。

image.png
Usersコントローラのeditメソッドだったら、こんな感じで一発です。画面をろくに見てなくても開くことができるので、とてもラクです。

  1. カテゴリー別のシンボルに移動する
    @:を入力すると、シンボルがカテゴリーごとに整理して表示されます。メソッドやクラス、変数など特定のカテゴリーを効率的に探すことができます。

  2. テキスト検索を活用する
    %を入力すると、テキスト検索を実行できます。検索サイドバーと違い、パレット内でキーボード操作だけで軽快に検索できるため、特徴的な文字列で気軽に探したい場合に便利です。

終わりに

クイックオープンの基本的な使い方から、「最近開いたもの」を最大限利用する方法、その他の便利な使い方について簡単に解説しました。この機能を使えば、開発の効率は大きく向上すること間違いなし。今日からぜひ実践してみてください!

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