FTPのテキストファイル転送モード設定について。FileZillaの場合、デフォルトで上記のようになっています。
上記のように変更することをおすすめします。これにより、テキストファイルの改行コードを変換せずそのままダウンロードできるようになります。
改行コードが変換されると困るケース
Gitでクローンしたファイルとサーバからダウンロードしたファイルをdiffツールなどで見比べる時、「全ての行で差異あり」と判定されることがあります。
これは何のための設定?
昔、Windowsではテキストファイルの改行コードは cr
+lf
の組み合わせがお約束でした。これ以外の改行コードを用いるテキストファイルをコマンドラインやメモ帳で開くと、改行がない状態でテキストが表示されていました。
そのような問題を防ぐため、他のOSで作成されたテキストファイルをFTPで転送する際に改行コードを自動的に変換する機能が多くのFTPクライアントに備わりました。でも現在は、cr
+lf
じゃないと使えないような開発ツールはほとんどありません。
そんなわけで、何年も前に不要になっているのになかなか cr
+lf
が開発の現場から消えません。サーバにアップロードするとちゃんとlfに戻っているので、「なんで自分の環境だけこうなるの?」と悩んでいる人は多いと思います。
注意
ダウンロードの時はいいですが、アップロードの時は注意。もしお使いのエディタが cr
+lf
で保存する設定になっていたら、そのままアップロードされます。なのでエディタの設定も注意が必要です。
https://qiita.com/search?q=editorconfig+lf
エディタの場合はこれを。
Gitなども自動的にcr
+lf
に変換する設定になっていることがあります。
https://qiita.com/search?sort=&q=.gitattributes+lf
Gitの場合はこちら。
Windowsは罠が多い。周囲の開発者はほとんどMacユーザです。開発業界に関しては今はWindowsがMacに追随しています。
なんか、「テキストファイルの改行コードはlfで統一しよう」みたいなタイトルの記事にしたほうがよかったかもですね。