この記事は、マイナビ Advent Calendar 2020の12日目の記事となります。
僕は非エンジニアですが、参加するからには読んでくれた方に有益な情報を提供する!という思い執筆させていただきます。
僕にテクニカルな記事を執筆することは難しいですが、営業、編集、開発、管理職、様々な経験を持っていますので、[マイナビ Advent Calendar 2020]の中ではちょっと視点の違う記事になると思います。
最初に今回のお話のお誘いをいただいた時に考えたのは、この記事を読んでくださる方の年代とパーソナリティでした。
Qiitaで投稿することからエンジニア系のお仕事をされているか目指している方。
年代はマイナビ社内で多いであろう20代の若手を意識しました。
僕自身のマイナビに入社する前の若手の頃はVC++を使って基幹システム開発をやっていました。
大変薄給で働いていたので、当時は「どうやったらお給料が増えるのか?」ということを必死に考えていました。
そんなうん十年昔を思い出しながら、絶対他のメンバーは書かないような下世話なタイトルで記載させていただきます。笑
#この記事の想定読者
- 将来稼ぎたい駆け出しのエンジニア
- 生活を安定させたい&エンジニアになりたい大学生
など。
将来のキャリアパスや収入アップの具体的なビジョンを描けていない現職の若手エンジニアや、技術を身に着けて「手に職」的な考え方で安定した生活を図りたいと考えている大学生などをターゲットに考えています。
#この記事で得られること
具体的なキャリアパスの考え方、きっかけになればと考えています。
#この記事を書いている人
マイナビで現在はメディア運営側、編集・制作を行うセクションのマネージャーを努めております。
開発→営業→編集・制作と巡っているので、社内でも中々珍しいキャリアの持ち主です。
マイナビには中途採用で入社しておりますが、マイナビに入社する前はVC++基幹システム開発→WEBデザイン・制作→WEBディレクターという経験をしてきました。
結論めいてしまいますが、サラリーマンでコードやエンジニア領域の知識や経験を伸ばすだけで年収が1000万に到達するのは至難の業です。
純粋なエンジニアとして年収が1000万を超える唯一の方法はフリーランスor起業することです。
プログラミング言語別の平均年収を調べて見ると、時流の流れで変動はするもののいずれも1000万を超えることはありません。
2016年のマイナビニュースの調査では、1位がPythonで651万、2位はperlで633万、3位がRubyで606万と続きます。
誰もが知る世界規模の超大手メーカーのエンジニアでも年収1000万には届かないくらいだそうです。
これはつまりエンジニアとして一人前になったとしても年収1000万を超えるエンジニアは一握りということが言えると思います。
ではどうするか。
次に年収1000万を目指すエンジニアのキャリアパスに必要なスキルや経験を提示します。
#年収1000万を目指すエンジニアのキャリアパス
結論から言ってしまうと、年収1000万を超えるキャリアパスは大きく分けて二通りあります。
一つはエンジニアとして年収1000万を超えるルート。
もう一つはエンジニア以外の領域も経験して年収1000万を超えるルート。
エンジニアとして年収1000万を超えるにはフリーランスまたは起業して独立するのが代表的なルートです。
コードを書くのが好き、実際に手を動かしたい方にオススメのルートです。
僕が知る限りフリーランスで年収2500~3000万までは行けるようなので、フリーランスであれば年収3000万くらいが限界かも知れません。
厳密に言うと2000~3000万稼げるフリーランサーは案件を外注したり、複数の案件をこなしますので純粋なエンジニアではなくなっているかも知れません。
新規の案件を取る営業力、有利な条件で話をまとめたり与件を整理するコミュニケーション力も必要です。
規模が大きくなり起業した場合は、企業の形態や経営次第で青天井なのでここでは割愛します。
次に企業の開発セクションのマネージャーとして管理職に就くことも年収1000万超えの可能性があるルートです。
管理職として勤務するとコードを書く機会が減り、案件を生み出したり進行管理を行ったり、配下のメンバーをマネージメントする必要が出てきますのでマスターするべき領域も広がります。
エンジニア領域以外を経験して年収1000万を超えるルートを検討できるのであれば、営業領域の経験を積むことをオススメします。
あるいは商品企画やアイディアを出すようなセクションもオススメです。
僕の周りには営業で年収1000万を超える人もエンジニアで年収1000万を超える人も複数名知り合いがいます。
どちらもスペシャルな人材であることに変わりはありませんが、人数としては営業領域で年収1000万を超える人の方が多いです。
「人よりモノを売る力が強い」は分かりやすく、収益が発生するポイントに近い方が収益に貢献していると考えられやすいのかも知れません。
ということは営業的思考+エンジニア的思考ができる、商品企画ができる+自分で施策できるなどは希少性が高くなり貢献度も高まりますね。
まとめます。
営業又は企画領域の経験+エンジニアの経験
<メリット>
つぶしが利く(起業もサラリーマンもお好みで)
社内の様々なセクションの人と同じ目線で話せる
自分ひとりで大抵のことができる
<デメリット>
スキルが中途半端になりがち
自分のスキルに関わらず色々な仕事を頼まれがち(人によってはメリット)
企業のシステム開発セクションで管理職に就く
色々な領域を学びたい!マネージメントもやってみたい!な人にオススメ
<メリット>
会社看板が使える
人的、物理的リソースが活用できる
報酬の安定性
<デメリット>
社長にならない限り上司がいる
勤務環境など自由になる領域が限られている
報酬の頭打ち
自分でコードを書く機会は減る
フリーランスで活躍
コード書きたい!現場に居たい!な人にオススメ
<メリット>
全てが自由
報酬も青天井
コードを自分が書いても書かなくてもOK
<デメリット>
開発以外の要件を自分で満たすかチームを組んで満たす必要がある
コーチ・メンターの不在により成長機会に乏しい
報酬が安定しない時もある
#最後に
報酬が全てではありませんが、報酬は少ないより多いほうがモチベーションも上がると思います。
色々書きましたが、この記事が将来のキャリアパスを考えるきっかけになれば幸いです。