2008年、サトシ・ナカモト(といわれている人物またはグループ)による論文の発表および最初のブロックが生成されてから、16年以上経ちましたね。
これまで、なんとなくその存在を知っている程度でしたが、ちゃんと学習してみようと思いました。
Bitcoin とは
1. インターネット上で管理されているお金みたいなもの
普段私たちが使っているお金は、日本円やアメリカドルといった、国が発行しているものですね。それに対して、ビットコインは、国ではなく、インターネット上で動く特別なプログラムによって管理されているデジタルなお金です。
世界中どこでもインターネットにつながっていれば送金したり、受け取ったりできます。
2. 銀行ではなく、みんなで管理する
普通のお金は、銀行が管理していますね。預金残高や取引履歴は銀行のサーバーに記録されていて、私たちは銀行を信頼してお金を預けています。
それに対して、ビットコインは「ブロックチェーン」と呼ばれる技術を使って、取引の記録を世界中に分散して保存しています。たくさんのサーバーでデータを分散して管理しているので、特定の誰かや組織が勝手にデータを書き換えることはできません。これは、銀行のように一つの場所に記録を集中させて管理するよりも安全だと言われています。
3. 透明性と匿名性が高い
ビットコインの取引はすべて公開されています。
どこからどこへ、いくら送金したか、誰でも確認できます。そして、その個人名は誰にも分かりません。この透明性と匿名性も、ビットコインの信頼性を高める要素の一つです。
4. 発行枚数が制限されている
日本円やドルは、必要に応じて国が追加で発行できます。しかし、ビットコインは発行枚数が2100万枚に制限されています。
これにより、通貨としての価値が保証されてますが、現在の価格上昇を見ると、この希少性がいいのか悪いのか、よく分かりませんね。
半減期について
ビットコインには、半減期というものがあります。
これは発行枚数の上限や現在の供給量に影響するのではなく、新規発行であるマイニング報酬に影響します。
マイニングとは
ビットコインの取引は、ネットワーク上にブロードキャストされ、誰でも確認できます。しかし、これらの取引はまだ確定しておらず、正式に記録されるには、ブロックと呼ばれるデータ構造に格納され、ブロックチェーンに追加される必要があります。このブロックの作成と追加を行う作業がマイニングです。
マイニングによるブロックへの追加と報酬
マイニングによるブロックへの追加は、既存のビットコインに関する取引です。
これには非常に複雑な計算を行う必要があり、それを誰よりも早く成功させたマイナーに対して、報酬として新しいビットコインが発行されます。
これがマイニング報酬であり、半減期でこの報酬が半減することで、新規発行されるビットコインが減る仕組みになってます。
発行枚数が上限に達すると、新規発行は停止されます。
それ以降もマイニングは必要であり、マイニング報酬は、取引手数料の一部になるのでは、と思われます。
マイニングについては、また改めてまとめようと思います。
現在のビットコイン発行量
以下のサイトで確認する限りでは、2024年12月15日時点で、ビットコインの供給量は 19,796,193 BTC
でした。(94%が発行済)
https://coinmarketcap.com/ja/currencies/bitcoin/
まとめ
- ビットコインは、インターネット上のデジタル通貨
- 発行上限が決まっており、希少性が高い
- 「マイニング」と呼ばれる計算競争で新しいビットコインが発行される
- 発行上限に達したら新規発行は停止される
- 新規発行の停止後は、取引手数料の一部が報酬になると考えられる
- マイニング報酬は約4年ごとに半減する
- 革新的ではあるが、価格変動リスクなど、大きな課題も残されている