はじめに
普段、何気なく使ってるロードバランサー。
簡単に言うと負荷分散の装置ですが、具体的に何をしているのか、いまいちピンと来ない…って人も多いのではないでしょうか?
技術的な説明を読むと、専門用語も多く、理解するのが難しいと感じてしまうかもしれません。
この記事では、初学者向けに、ロードバランサーをふわっとイメージできることを目指します。
ロードバランサーの役割
ロードバランサーは、以下の役割を担っています。
「待ち時間ゼロ」を実現する案内役
例えば、レストランの入り口に長蛇の列ができていると、お客様はイライラしてしまいますよね?
ロードバランサーは、まるで優秀な案内役のように、複数のサーバーを巧みに使い分け、お客様をスムーズに案内し、待ち時間を最小限に抑えます。
具体的には、ユーザーのリクエストを複数のサーバーに分散することで、一つのサーバーに集中する負荷を軽減し、高速なレスポンスを実現します。
人気ブログにアクセスした際など、ロードバランサーがリクエストを複数のサーバーに分散することで、サーバーがダウンするのを防ぎ、ユーザーはストレスなくコンテンツにアクセスできます。
「サーバーの健康管理」を担うお医者さん
サーバーは、人間と同じように、疲れてしまうこともあります。
ロードバランサーは、サーバーの状態を常に監視し、調子が悪いサーバーを休ませたり、別のサーバーに負荷を移したりすることで、システム全体の健康を保ちます。
例えば、あるサーバーが異常なアクセスを検知すると、ロードバランサーは、そのサーバーへのリクエストを一時的に停止し、他のサーバーに負荷を分散させます。
これによって、システム全体の安定性を保ちます。
参考
ロードバランサーには、様々な種類があり、それぞれに特徴があります。
- ハードウェアロードバランサー
物理的な機器として設置され、高性能な処理能力を持つため、大規模なシステムに適しています。
- ソフトウェアロードバランサー
ソフトウェアとして動作するため、柔軟性が高く、コストを抑えたい場合に適しています。
- クラウドロードバランサー
クラウドサービスに組み込まれているため、簡単に設定し、スケールアップ・ダウンが容易です。
まとめ
この記事では、ロードバランサーをふわっとイメージできるように、簡単な説明を行いました。
どのロードバランサーを使うかはケースバイケースなので、運用に合ったロードバランサーを選び、適切なコストで、適切なシステム運用を行いましょう🙂